2024年2月25日日曜日

「神のご性質にあずかる」

ペテロの手紙第二 1章 4節
2024年 2月 25日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 主のみこころは、私たちが神のご性質にあずかる者となることです。そのために2つのことを覚えましょう。
 第一に、尊く大いなる約束を心に留めることです。神様は私たちに素晴らしい約束を既に与えてくださっています。聖書の中に多くの約束が書かれています。私たちはみことばによって聖められ、変えられ、また主のみこころの内を歩むことができます。
 第二に、霊的腐敗を免れるように気をつけることです。私たちの霊的成長を妨げるものがあります。一つはこの世です。この世を支配しているのはサタンです。人が神を信じない様に働き、またクリスチャンが神から離れて歩むように誘惑するのです。もう一つは、私たちの内にある欲望であり罪です。罪を自覚し気をつけている必要があります。日々、自分の罪を自覚している人は悔い改めに導かれますし、霊的に成長して行きます。罪を自覚していない人は悔い改めることが少なく、成長することは難しいのです。
 神のご性質にあずかるという点で、完全な人は誰もおりません。日々、みことばを読み、罪を自覚して、神のご性質にあずかる者となりましょう。

<聖書のことば>
その栄光と栄誉を通して、尊く大いなる約束が私たちに与えられています。それは、その約束によってあなたがたが、欲望がもたらすこの世の腐敗を免れ、神のご性質にあずかる者となるためです。
ペテロの手紙第二 1章 4節

2024年2月18日日曜日

「敬虔に生きる」

ペテロの手紙第二 1章 3節
2024年 2月 18日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 ペテロの手紙第二をシリーズで学んでいます。救われた私たちがいつも覚えるべきことを3つ学びましょう。
 第一に、栄光と栄誉の神が私たちを召してくださったことです。神が私たちを選び、救いへと呼び寄せてくださいました。私たちが神に近づいたのでも、何か良いことをしたのでもありません。自分が神によって召されたことをいつも覚えて歩むことが大切です。
 第二に、いのちと敬虔をもたらす全てが与えられていることです。神のみことば、助け主である聖霊、そして教会が与えられています。そして私たちは神の栄光と栄誉へと歩むことを、人生の目的とすることが大切です。
 第三に、栄光と栄誉の神を知り、見続けることです。私たちは目の前の状況に目を捕らわれてしまいがちです。しかし、そういう時こそ、みことばにより神を知り、その神を見続けることです。そうして敬虔な歩みをすることができますし、神の栄光と栄誉のために用いられることができます。
神の栄光と栄誉のために自分自身を献げ、敬虔に歩みましょう。

<聖書のことば>
私たちをご自身の栄光と栄誉によって召してくださった神を、私たちが知ったことにより、主イエスの、神としての御力は、いのちと敬虔をもたらすすべてのものを、私たちに与えました。
ペテロの手紙第二 1章 3節

2024年2月11日日曜日

「宣教カンファレンスと月間だけでなく」

テサロニケ人への手紙第二 3章 1節
2024年 2月 11日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 パウロの要請から、2 つのことが教えられます。
 第一に、教会の祈りが必要です。パウロは当時の最高の教育を受けた人物であり多くの経験と実績がありましたが、語る力が与えられるようにと教会に祈りを要請しました。それは宣教の働きが霊的な戦いであり常に悪魔が妨害していることと、だからこそ教会の祈りなくしてこの働きを前進させることはできないことを、彼がよく理解していたからです。
 第二に、途中で止めてはいけないことです。継続的な祈りの要請がされています。私たちは宣教カンファレンスをとおして大いに恵まれ、チャレンジをいただくでしょう。また、2 月を宣教月間として取り組み、宣教への重荷が増し加えられるでしょう。しかし、それで止めてしまっては意味が無いのです。
 私たちはこの日本で、横浜で、祈り献げ続けることを通して、宣教の働きに参加することができます。手を止めないようにしましょう。宣教カンファレンスと月間だけで満足しないようにしましょう。

<聖書のことば>
終わりに、兄弟たちよ。私たちのために祈ってください。主のみことばが、あなたがたのところでと同じように早く広まり、またあがめられますように。
テサロニケ人への手紙第二 3章 1節

2024年2月4日日曜日

「主イエスを知ることによって」

ペテロの手紙第二 1章 1~2節
2024年 2月 4日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 本日からペテロの手紙第二の講解説教を開始いたします。冒頭の挨拶部分から学びましょう。
 第一に、自分が何者であるか自覚して歩むことです。ペテロはキリストのしもべであり使徒であると自覚していました。ここに彼の謙遜さと信仰が表われています。私たちは何者であると自覚し歩んでいるでしょうか。
 第二に、イエス・キリストは救い主であると伝えることです。彼は、私たちの神であり救い主であるイエス・キリストと言いました。日本で、キリストという名前を知っていても、そのなされたことや言われたことを知っている人は少ないと思います。救われた私たちが伝える必要があります。
 第三に、主イエスを知ることにより、神の恵みと平安を受けることです。それは神の祝福の総称です。みことばを読んでキリストについて知り、また体験的に主の素晴らしさを知る程に、神様から恵みと平安をいただくことができるのです。
 尊い信仰をいただいた私たちは、素晴らしい主をますます知って恵みと平安をいただきましょう。また、主を知らない方々にお伝えしましょう。

<聖書のことば>
神と、私たちの主イエスを知ることによって、恵みと平安が、あなたがたにますます豊かに与えられますように。
ペテロの手紙第二 1章 2節