2018年9月30日日曜日

「生ける水をあなたに」

ヨハネの福音書4章3~14節
2018年9月30日 第5聖日
牧師 長江 忠司

 イエス様はサマリヤ地方に行き、一人の女性と会い「水を飲ませてください」と話し掛けられました。そして生ける水について教えられたのです。生ける水をいただく上で必要なことを学びましょう。
 第一に、心の渇きに気づくことです。彼女は喉の渇きは感じていましたが、心の渇きは気づいていなかったのでしょう。人は自分の心が渇いた状態である事に気づく必要があります。
 第二に、心の渇きを満たす水とそれを与えてくださる方を知ることです。彼女はその渇きを男性に求めていました。しかし人の心を満たすのはキリストが与える生ける水だけです。
 第三に、主にいつも信頼して歩むことです。信仰を持っていても、主に頼らずに歩みますと、やがて心は渇いて来ます。常に主と主の約束に信頼してこそ、聖霊は私たちを助け平安と満たしを与えてくださるのです。
 この生ける水を全ての人が受けて頂きたいと心から願います。

<聖書のことば>
しかし、わたしが与える水を飲む者はだれでも、決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出ます。
ヨハネの福音書4章14節

2018年9月23日日曜日

「礼拝前日の心備え」

ヨハネの福音書4章24節
2018年9月23日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 週に一度の聖日を他の日と同等に扱ってはいけません。聖日に向けて心を備えて行くことが大事です。
 第一に、聖日を最も大事なものとして位置づけましょう。皆が共に教会に集まり主をほめたたえる聖日の礼拝は非常に大切です。最も大事な日として聖別することです。その心構えは子供たちにも伝わることでしょう。
 第二に、体調が整えられるように備えましょう。いつもよりも早めに休んで、できるだけベストな状態で礼拝をささげることができるように備えることが大事です。
 第三に、祈りをもって備えましょう。教会学校の祝福、牧師の説教と牧会の祝福、交わりの祝福、兄姉のため等を祈るようにしましょう。聖日は霊的戦いの時でもあるので、祈りが非常に大事です。祈る教会はそれだけ主から祝福を豊かにいただくことができます。
 毎週やって来る日曜日なので惰性的になってしまう危険性があります。しかし、とても大事な聖日にしっかりと心を向けて備えましょう。

<聖書のことば>
神は霊ですから、神を礼拝する者は、霊とまことによって礼拝しなければなりません。
ヨハネの福音書4章24節

2018年9月16日日曜日

「背負って下さる神」

イザヤ書46章1~13節
2018年9月16日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 預言者イザヤがバビロンの崩壊について預言しました。偶像の神と真の神と対比して記しました。
 まず、偶像の神についてですが、私たちを助けることはできないことです。それは人間によって造られ、人間によって運ばれないといけない頼りにならない存在です。
 次に、真の神についてです。第一に、私たちがどう変わろうとも愛してくださいます。条件が付きません。私たちがどう弱ろうとも、変わらずに愛してくださるのです。
 第二に私たちの重荷を担ってくださいます。主はすべて疲れている人を招きその重荷を担ってくださることを約束されています。
 これから先、どのような状況に置かれたとしても、主は私たちの重荷を担い、背負い、共に歩んでくださいます。このお方にこそ信頼して歩むようにしましょう。

<聖書のことば>
あなたがたが年をとっても、わたしは同じようにする。あなたがたがしらがになっても、わたしは背負う。わたしはそうしてきたのだ。なお、わたのしは運ぼう。わたしは背負って、救い出そう。
イザヤ書46章4節

2018年9月9日日曜日

「祈りにおける戦い」

ルカの福音書5章15~16節
2018年9月9日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 クリスチャンであれば、祈る大切さを知らない人はいないでしょう。祈りをとおして、主から祝福と導きをいただくことができます。しかし、私たちは何と多くの場合、祈ることの少ないものでしょうか。
 祈りを妨害する存在があることを確認しましょう。一つは肉の思いです。救われていても肉の思いは御霊の思いに逆らいます。もう一つはサタンの誘惑です。祈ろうとすると、様々な用事や思いを囁いて来ます。これらと戦って行く必要があるのです。その為に必要なことは何でしょうか。
 第一に、祈りの時を聖別することです。イエス様はそれをされていました。
 第二に、御霊の助けによって祈ることです。
 第三に、必要を覚える毎に祈ることです。神は私たちが部屋に座り落ち着いて長く祈ることだけを望んではおられません。
 祈りをとおして主からの豊かな祝福をいただけます。にもかかわらず、何とこの戦いに負けてしまっていることの多いことでしょうか。祈りにおける戦いを意識して、勝利する者でありましょう。

<聖書のことば>
「しかし、イエスご自身は、よく荒野に退いて祈っておられた。」
ルカの福音書5章16節

2018年9月2日日曜日

「神に知られている幸い」

エレミヤ書1章5節
2018年9月2日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 私たちは神をもっと知りたいと願う者ですが、覚えておくべきことは、主が私たちを知って下さっていることです。3つのことを確認しましょう。
 第一に、私たちは神に知られていることです。私たちが母親の胎に宿る前から主は私たちの存在を御存知であられました。それだけではなく、神は私たちの心の中も、また将来についても全て御存知です。
 第二に、私たちは友として知られています。親しい友のように主は私たちに大切な真理を教え導こうとされています。
 第三に、私を全て知った上で愛してくださっています。自分自身を見つめる時に私たちは自分の愚かさや足りなさを示されます。しかし主は、そんな私たちの弱く愚かな部分を知りつつも、愛してくださっているのです。
 多くの情報が溢れています。知るべきことは少なくないでしょう。しかし、主が私たちのことを知ってくださっているという真理を知って平安の内を歩むようにしましょう。

<聖書のことば>
「わたしは、あなたを胎内に形造る前から、あなたを知り、あなたが腹から出る前から、あなたを聖別し、あなたを国々への預言者と定めていた。」
エレミヤ書1章5節