2022年12月25日日曜日

「クリスマスの恵み」

ヨハネの福音書 1章 14節
2022年12月25日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 ことばである神は、この地上に人としてお生れくださいました。このすばらしい事実が教える恵みとは何でしょうか。
 第一に、神は私たちを愛されていることです。神は私たちを造り生かし、大切で尊い存在として見てくださっています。だからこそ、私たちを救うために神のあり方を捨てて人としてお生れくださいました。
 第二に、神は私たちに最高を与えてくださることです。私たち罪人を滅びから救うために、神はかけがえのない一人子さえもお与えくださいました。最高のお方を与えてくださったのです。これからも主は私たちに最高を与えてくださいます。
 第三に、神は私たちと共にいてくださることです。栄光の神が罪にまみれたこの世に来られて共に歩まれました。今も主は救われた私たちとどんな時も共に歩んでくださいます。
 神はクリスマスに、私たちにすばらしい恵みを与えてくださいましたし、今も与えようとされています。慌ただしくなりやすい時ですが、主の前に静まり、心の中心に主を迎え入れ、恵みをいただきましょう。
 
<聖書のことば>
ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに満ちておられた。
ヨハネの福音書 1章 14節

2022年12月18日日曜日

「予期せぬ恐れる状況において」

ルカの福音書 1章 26~38、46~50節
2022年12月18日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 マリヤは御使いから、聖霊により身ごもったと突然知らされました。離婚か死刑もあり得る恐れる状況でした。しかし彼女はその中で神に委ね、神を賛美したのです。どうしたらそのように歩めるのでしょうか。
 第一に、神は語られた事を必ず成就されると信じることです。この確信が無いならば不安になるでしょう。しかし、神が語られたことは必ず成就すると確信するなら、平安があり神をほめたたえることができます。
 第二に、神のしもべと自覚し、決意を持って歩むことです。マリヤはへりくだり、自分が神のしもべであると自覚していただけでなく、神のしもべとして、どこまでも従順に歩む決意がありました。
 第三に、神の御計画を覚え、この先の幻を見ることです。彼女は自分のことだけでなく、この先に彼女に与えられた幸いが広がって行くことを見ていました。それゆえに喜び、神をほめたたえることができました。
 クリスマスのこの時期に、私たちもマリヤのような信仰により、予期せぬ恐れる状況においても、主をほめたたえて歩みましょう。
 
<聖書のことば>
マリアは言った。「私のたましいは主をあがめ、私の霊は私の救い主である神をたたえます。
ルカの福音書 1章 46~47節

2022年12月11日日曜日

「思い煩いからの解放」

ピリピ人への手紙 4章 6~7節
2022年12月11日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 様々な問題に直面する時に、人は思い煩ってしまいがちです。どうすれば思い煩いから解放されて歩むことができるのでしょうか。
 第一に、思い煩いを罪と認め、心一つにして神に信頼することです。思い煩いは神のみことばを否定することにつながります。心が幾つも分かれている状態です。そうではなく心を一つにして、神と約束に信頼することが大切です。
 第二に、神に祈り願い事を知っていただくことです。その際に気をつけるべきことは、あらゆる場合に祈ることと、主への感謝を持って祈ることです。神への感謝が無くなると呟きと不信仰を生じさせます。しかし、神への感謝は神への信仰を生じさせるのです。
 このとおりに主に頼りつつ歩む時に、神の平安が私たちの心を守ってくれます。あらゆる思い煩いや恐れから解放され、平安の内を歩むことができるのです。クリスマスを前にして、主の平安をいただいて歩みましょう。
<聖書のことば>
何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、すべての理解を超えた神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。
ピリピ人への手紙 4章 6~7節

2022年12月4日日曜日

「希望の教会」

テモテへの手紙第一 3章 15節
2022年12月4日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 本日バプテスマ式が行われ、2名の姉が教会に加えられます。教会は主が呼び集められた者の集まりであり、最も幸いな、希望の場所です。
 第一に、神の真理のみことばが語られます。この世の知恵や知識も大切ですが、みことばこそが私たちを守り、正しく導き、強めてくれます。そのみことばが語られ、守られ、分かち合われるのが教会です。
 第二に、神の家族同士の励ましがあります。教会はキリストのからだであり、私たちはその部分です。無駄な部分は一つも無く、すべて大切な存在です。互いに重んじ合い声を掛け合い、励まし合うことが必要です。
 第三に、神により霊的に成長させていただけます。教会は愛を実践し与えるところです。与えていく時に、主は霊的に成長させてくださいます。イエス様に似せられていくのです。
 この希望の場所である教会にしっかりつながりましょう。そして特にこのクリスマスの時、魂を教会へお誘いしましょう。
<聖書のことば>
たとえ遅くなった場合でも、神の家でどのように行動すべきかを、あなたに知っておいてもらうためです。神の家とは、真理の柱と土台である、生ける神の教会のことです。
テモテへの手紙第一 3章 15節