2021年4月25日日曜日

「全てを見通しておられるお方」

創世記 31章 17~35節
2021年4月25日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 創世記の学びに戻ります。ヤコブが故郷に向けて出発しました。この個所から3つのことを学びましょう。
 第一に、信仰により立ち上がるべき時があることです。神はヤコブに故郷に帰るように言われ、その御声を聞いて立ち上がり出発しました。私たちもみことばから導きをいただいたら、それが立ち上がるべき時であると覚え出発しましょう。
 第二に、神に純粋に頼る信仰が必要なことです。ラケルは父親のテラフィムを盗みました。理由はわかりませんが、不安でそれに頼る気持ちがあったのかもしれません。主は私たちが純粋に、そして全面的に主に頼ることを望まれています。
 第三に、全てを見通しておられる神に信頼すべきことです。ラバンはヤコブを連れ戻そうと思ったでしょうが、神が彼の夢に現れ、阻止されました。神は私たちの人生においても見通して働かれるお方です。
 私たちは全てを理解することはできませんが、全てを見通しておられる神に信頼して歩みましょう。

<聖書のことば>
私には、あなたがたに害を加える力があるが、昨夜、あなたがたの父の神が私に、『あなたは気をつけて、ヤコブと事の善悪を論じないようにせよ』と告げられた。
創世記 31章 29節

2021年4月18日日曜日

「謙遜を身に着ける」

ペテロの手紙第一 5章 5~7節
2021年4月18日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 ペテロは謙遜を身に着けるようにと教えました。謙遜になるために、何を覚えるべきでしょうか。
 第一に、謙遜こそが、祝福につながる道であることです。この世では能力が重視されますが、神の前では謙遜が重視されます。その逆の高慢を主は嫌われ、そこからあらゆる罪が生じてくるのです。
 第二に、神の御手は力強いと認めることです。自分の力が強く信頼できると考えていると、神の前に謙遜になることはないでしょう。自分は弱いけれど、神は全知全能で偉大な力あるお方であることを認めた時に、私たちは神の前にへりくだるようになります。
 第三に、思い煩いをいっさい神に委ねることです。神の前の謙遜と思い煩いが同時には存在しません。私たちは弱くて思い煩いやすいですが、いつもすべてを主に委ねていく必要があるのです。
 身に着けるべきものは多くあるでしょうが、私たちクリスチャンはなによりも謙遜の衣を身に着けて、日々歩む者でありましょう。

<聖書のことば>
ですから、あなたがたは神の力強い御手の下にへりくだりなさい。神は、ちょうど良い時に、あなたがたを高く上げてくださいます。
ペテロの手紙第一 5章 6節

2021年4月11日日曜日

「よく気をつけよ」

申命記 4章 1~10節
2021年4月11日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 新年度が始まりました。モーセが、これから新たな地カナンに入ろうとしていたイスラエルの民に語った箇所から、学びましょう。
 第一に、みことばを聞いて実行することです。その地のしきたりに合わせるのではなく、神のみことばを聞き行うように主は言われました。私たちも同じです。遣わされた所で神のみことばを聞き従うことです。
 第二に、主の臨在とみことばの恵みを覚えることです。モーセはその恵みが与えられている確信と感謝をしていました。私たちも同様に、主が共におられ、主の約束が与えられている恵みを覚えて歩むことです。
 第三に、神の恵みを次の世代に伝えて行くことです。これはしてもしなくても良いことではなくて、絶対に欠かしてはならない神のみこころであることがわかります。
 よく気をつけないと、私たちは離れてしまう危険があります。よく気をつけ十分に用心し、主の助けをいただいて、新年度も忠実に主の前を歩み通す者となりましょう。

<聖書のことば>
ただ、あなたはよく気をつけ、十分に用心し、あなたが自分の目で見たことを忘れず、一生の間それらがあなたの心から離れることのないようにしなさい。そしてそれらを、あなたの子どもや孫たちに知らせなさい。
申命記 4章 9節

2021年4月4日日曜日

「復活が与える素晴らしい希望」

コリント人への手紙第一 15章 12~21節
2021年4月4日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 私たちは復活され、今も生きておられる主を信じています。そこにある希望について確認しましょう。
 第一に、主は死後に素晴らしい場所を備えてくださいます。神を信じずに死んだ者は永遠の苦しみの場所に入りますが、信じたクリスチャンは天の御国に入ることができますし、やがて肉体も復活します。死後に最高の場所が備えられていることは最大の祝福と言うことができます。
 第二に、主は忍耐し打ち勝つ力を与えてくださいます。一つは、主は人の弱さや悩みを理解し慰めてくださいます。主私たちは生きておられる主に悩みを打ち明けることができるのです。もう一つは、主は全能の御手を持って強めてくださいます。絶対的な死に勝利されたお方は、私たちが直面するあらゆるものに勝利する力を与えてくださいます。
 クリスチャンであっても、復活された主を忘れてしまうことがあります。主を墓の中に閉じ込めてはいけません。今も生きて働かれる主に信頼して歩みましょう。

<聖書のことば>
しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。
コリント人への手紙第一 15章 21節