2023年2月26日日曜日

「宣教月間の後も」

テサロニケ人への手紙第二 3章 1節
2023年2月26日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 パウロの要請から、2 つのことが教えられます。
 第一に、教会の祈りが必要です。パウロは当時の最高の教育を受けた人物であり多くの経験と実績がありましたが、語る力が与えられるようにと、教会の祈りを要請しました。それは宣教の働きが霊的な戦いであり、常に悪魔の妨害があることと、だからこそ教会の祈りなくしてこの働きを前進させることはできないことを、彼がよく理解していたからでした。
 第二に、途中で止めてしまってはいけません。継続的な祈りの要請がされています。私たちは本日宣教カンファレンスを行い、また今月を宣教月間として取り組み、チャレンジをいただきました。しかし、これで止めてしまっては意味がありません。継続が必要です。
 宣教の働きは現地の宣教師が単独で行っていると考えるのは間違っています。宣教のための祈りや支援があってはじめて、宣教師たちは働くことができますし、実を結ぶことができます。ですから、私たちは宣教月間だけで満足しないようにしましょう。宣教月間の後も続けて、主から示されたことを行い、同労者として主に用いていただきましょう。

<聖書のことば>
最後に兄弟たち、私たちのために祈ってください。主のことばが、あなたがたのところと同じように速やかに広まり、尊ばれるように。
テサロニケ人への手紙第二 3章 1節

2023年2月19日日曜日

「いのちのパンを配る」

ヨハネの福音書 6章 1~14節
2023年2月19日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 イエス様は僅か 5 つのパンと 2 匹の魚で、男性だけで 5 千人のお腹を満たされました。
 第一に、主は私たちの信仰を試され、強められることです。主はこれからしようとされている事をご存知の上で、敢えてピリポにどこから買って来て食べさせるかとたずねられました。ピリポはじめ弟子たちの信仰がさらに成長するためでした。主は今も私たちを同様に試されます。
 第二に、主を見た上で、状況を見ることです。ピリポもアンデレも現状を見て否定的な意見を語りました。彼らは肝心な主を見ていなかったのです。困難の時、主と主の約束を見ることが大切です。
 第三に、主は献げる者を祝福し、豊かに用いてくださることです。主は少年の持っていた僅かなお弁当や不完全な弟子たちを用いて栄光を現されました。今も主は私たち人を用いて栄光を現されます。
 イエス様は「わたしはいのちのパンです」と言われました。主に献げ用いていただき、いのちのパンを配る者となりましょう。

<聖書のことば>
彼らが十分食べたとき、イエスは弟子たちに言われた。「一つも無駄にならないように、余ったパン切れを集めなさい。
ヨハネの福音書 6章 12節

2023年2月12日日曜日

「悪霊に束縛された男性の救い」

マルコの福音書 5章 1~20節
2023年2月12日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 イエス様と弟子たちは湖をわたりゲラサ人の地に着きました。そこには悪霊につかれている男性がいました。
 第一に、主はおことばにより、束縛から解放させてくださいます。悪霊に支配され束縛状態にあった彼を、主はおことばにより解放させられました。主は私たちをも、縛り付けているものから解放してくださいます。
 第二に、主はおことばにより造り変えてくださいます。その男性は正気に帰り主のもとに座っていました。驚くべき変化があったのです。主は今でもおことばにより、人を大きく造り変えられます。
 第三に、主の愛と憐れみを伝える使命が与えられています。主は彼に家に戻って、主がどれ程に憐れみ大きなことをしてくださったかを知らせるように言われました。それは私たちへの使命でもあります。
 霊的に見るなら、同様に束縛されている人が私たちの周りに沢山おられます。主は私たちにも身近なところで、主の愛と憐れみを知らせるようにと使命を与えられておられます。

<聖書のことば>
しかし、イエスはお許しにならず、彼にこう言われた。「あなたの家、あなたの家族のところに帰りなさい。そして、主があなたに、どんなに大きなことをしてくださったか、どんなにあわれんでくださったかを知らせなさい。」
マルコの福音書 5章 19節

2023年2月5日日曜日

「キリストの証人となる」

使徒の働き 1章 6~8節
2023年2月5日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 今月は宣教月間です。イエス様が昇天される前に語られたおことばから学びましょう。
 第一に、救われた私たちは皆、キリストの証人とされていることです。一部の限られた人だけではなく、すべてのクリスチャンにこの使命が与えられています。主が自分にしてくださったこと、自分がどう変えられたかを身近な方に証言するのです。
 第二に、主は3つのエリアで証しするように命じられています。まず、自分が今いる場所です。いつも交わっている、自分の影響の及ぶ範囲の方々にお伝えします。次に自分の住んでいる国、私たちで言えば日本です。また、そこに住む外国の方々も含まれます。私たちは同胞の救いのためにどれくらい祈っているでしょうか。そして、世界の国々です。現地に行くことはできないかもしれませんが、祈りや献金により、働きに参加することができます。
 私たちは自分に与えられているこの大切で責任ある使命をよく覚えて、しっかりと果たしましょう。

<聖書のことば>
しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。
使徒の働き 1章 8節