2018年11月25日日曜日

「主のために祭壇を」

創世記8章1~22節
2018年11月25日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 大雨が150日も降り続きましたがついに止み、そして水は引き始めました。この箇所から3つの点で学びます。
 第一に、神が心に留めてくださっていることです。長い時間箱舟の中に閉じこもっていたノアたちでしたが、神は決して忘れてはおらず心に留めておられました。
 第二に、神のおことばを待つことです。ノアたちは烏や鳩を放して地上の状態を確認しましたが、神のおことばをいただいてから外に出たのです。
 第三に、神への祭壇を第一に築くことです。祭壇は礼拝を意味しています。彼は滅びから救われた恵みを心から主に感謝し、全焼のいけにえをささげたのです。
 私たちも神によって滅びから救って頂きました。また日々主の愛と守りを頂いている者として、主に感謝して、主のための祭壇を第一に築いて歩みましょう。

<聖書のことば>
ノアは、主のために祭壇を築き、すべてのきよい家畜と、すべてのきよい鳥のうちから幾つかを選び取って、祭壇の上で全焼のいけにえをささげた。
創世記8章20節

2018年11月18日日曜日

「主が閉ざされた」

創世記7章1~24節
2018年11月18日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 神は堕落してしまった人間を洪水によってさばくと告げられました。ノアは神の言われるとおりに箱舟を造ったのです。ノアの信仰について確認しましょう。
 第一に、ノアは神の目とその評価を重視しました。神は彼の信仰と歩みを見ておられました。ノアは人ではなく神の目と評価を重視したのです。
 第二に、ノアは先が見えなくても神に委ねて従いました。必要な動物を捕え船の中に入れることは至難の業だったでしょう。しかし彼は主に委ねて示されていることに従っていきました。その結果、主が動物を船へ導かれましたし、戸を閉ざされました。
 第三に、ノアは主の救いの働きにあずかりました。ノアをとおして家族が救われました。私たちも主の救いの働きに用いられる者となりましょう。
 今もノアの時代と似て悪く堕落した時代です。だからこそ、神の目と評価を重視して、主の救いの働きにあずかり用いていただきましょう。

<聖書のことば>
入ったものは、すべての肉なるものの雄と雌であって、神がノアに命じられたとおりであった。それから、主は、彼のうしろの戸を閉ざされた。
創世記7章16節

2018年11月11日日曜日

「神の前をまっすぐ歩むために」

箴言3章5~6節
2018年11月11日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 この世的に富んでいても、神の前に曲がりくねった道を歩むなら幸いとは言えません。神の前にまっすぐな道を歩むことが大事です。そのために何に気をつけるべきでしょうか。
 第一に、自分の悟りに頼らないことです。人は自分の知恵や経験に頼りやすいものですが、それは本当に頼りになるものではありません。
 第二に、心を尽くして主により頼むことです。私たちは普通にしているなら、自分の力に頼ってしまいます。だからこそ心を尽くして全面的に主に頼って行くことが求められます。
 第三に、どこにおいても主を認めて歩むことです。どこを歩む時でも神のご支配があること、神が共におられることを認め、そして神のみこころを求めつつ歩む必要があります。  
 幼子のように主により頼みつつ、まっすぐな道を歩みましょう。

<聖書のことば>
心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りにたよるな。あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。
箴言3章6節

2018年11月4日日曜日

「ノアの信仰」

創世記6章13~22節
2018年11月4日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 ノアの信仰について確認しましょう。
 第一に、ノアは神のさばきを信じました。人間の堕落により、神はついに洪水によるさばきを宣告されました。人々は信じようとしませんでしたが、彼は信じました。今の世も、やがてさばきの時がやって来ます。信じて備える者は幸いです。
 第二に、ノアは神の約束を信じました。箱舟に乗るなら救われるという約束を信じたのです。信じるのが難しい時に、神の約束をどこまで信じるかが問われます。
 第三に、ノアは神が命じられたとおりに行いました。巨大であり、道具も無かったので造船は困難を極めたでしょう。それでもノアは神の言われるとおりに造りました。主の言われるとおりに従うことが大切なのです。  
 主からみことばが語られた時に、私たちは言い訳を口にしやすいものです。しかしノアの信仰に倣って、神の約束を信じて、そのとおりに実行する者となりましょう。

<聖書のことば>
ノアは、すべて神が命じられたとおりにし、そのように行った。
創世記6章22節