2023年11月26日日曜日

「回復させてくださる神」

ペテロの手紙第一 5章 10~11節
2023年11月26日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 前回は悪魔の攻撃について備え、信仰により対抗すべきことについて学びました。私たちがその様な中で覚えるべきことについて学びましょう。
 第一に、世にあっては患難があることです。「あなたをしばらくの苦しみの後で」とあるように、苦しみがあることが前提で書かれてます。既に学びましたように、信仰者にも必ず苦しみがあるということを忘れないようにしましょう。
 第二に、あらゆる恵みに満ちた神が共にいてくださることです。私たちは本来神から愛されるにふさわしくない者ですが、あらゆる恵みに満ちた神が共にいてくださいます。その主から目を離さないようにしましょう。
 第三に、回復させ用いてくださることです。患難はずっと続くなく、やがて終わる時があります。そして主は私たちを回復させてくださり、用いてくださるのです。
 患難は必ず人生にやって来ます。その心備えをしつつ、あらゆる恵みに満ちた神が共におられ、回復させてくださることを覚えて歩みましょう。

<聖書のことば>
あらゆる恵みに満ちた神、すなわち、あなたがたをキリストにあって永遠の栄光の中に招き入れてくださった神ご自身が、あなたがたをしばらくの苦しみの後で回復させ、堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださいます。
ペテロの手紙第一 5章 10節

2023年11月19日日曜日

「子どもたちを主のもとへ」

マルコの福音書 10章 13~16節
2023年11月19日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 今日の箇所をとおして、イエス様が子どもたちへのみこころを確認し、教えをいただきましょう。
 第一に、子どもたちを主のもとへ導くことです。弟子たちは子どもの祝福を求めてやって来た親たちを叱りました。しかしイエス様は子どもたちをわたしのところに来させなさいと憤り語られたのです。私たちは親としても教会としても、子どもたちを主の教会へ導くことが大切です。
 第二に、素直に主を受け入れることです。神の国は子どもたちのように素直に福音を受け入れる者たちのものです。私たちの内にある堅い自我やプラ イドが、みことばが心に入るのを邪魔します。幼子のように素直になることが大切です。
 第三に、主の恵みに全面的により頼むことです。幼子たちは自分の正しさや良い行いによってではなく、ただ恵みによって主から祝福をいただきました。私たちはただ主の恵みにすがるしかない者であると自覚して、いつも主により頼んで行くことが大切です。
 いつも主の前に幼子のような心で信頼し、主により頼み歩みましょう。

<聖書のことば>
イエスはそれを見て、憤って弟子たちに言われた。「子どもたちを、わたしのところに来させなさい。邪魔してはいけません。神の国はこのような者たちのものなのです。
マルコの福音書 10章 14節

2023年11月12日日曜日

「悪魔に対抗する」

ペテロの手紙第一 5章 8~9節
2023年11月12日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 神様がおられるのと同様に、悪魔も確かに存在します。その悪魔に対してどのように対応すべきかが教えられています。
 第一に、悪魔の攻撃を常に警戒することです。身を慎み目を覚まして、敵である悪魔がいつ攻撃をして来ても良いように、いつも警戒していることが大切です。警戒していなければ、攻撃されてしまいます。
 第二に、悪魔に対し信仰によって対抗することです。
 神の武具を用いて立ち向かうことです。真理の帯、正義の胸当て、平和の福音の備え、信仰の盾、救いのかぶと、そして御霊の剣をもって、悪魔に立ち向かうのです。
 また、神により頼み立ち向かうことです。私たちの力で悪魔に勝つことはできません。勝利者である神により頼んで立ち向かうのです。
 また、仲間と共に立ち向かうことです。私たちだけが苦難を通っているのではありません。これまでの歴史において、また今も世界中で多くのクリスチャンたちが戦っています。
 悪魔は身近に存在し私たちを狙っています。警戒して対抗しましょう。

<聖書のことば>
 堅く信仰に立って、この悪魔に対抗しなさい。ご存じのように、世界中で、あなたがたの兄弟たちが同じ苦難を通ってきているのです。
ペテロの手紙第一 5章 9節

2023年11月5日日曜日

「思い煩いを神に委ねる」

ペテロの手紙第一 5章 7節
2023年11月5日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 人間は思い煩いやすいものです。思い煩う時に覚えるべきことを学びましょう。
 第一に、思い煩いを神に投げ出すことです。私たちは思い煩い続けてしまいがちです。ここで、投げるという言葉を用いて委ねなさいと教えられています。私たちが思い煩っていることを持ち続けないで投げ出し、完全に神にお渡しすることです。
 第二に、神が私のことを心配してくださることです。すべてをご存知であり、必要を満たしてくださるお方が、私たちのことを心配してくださることを覚えれば、思い煩いから解放されます。
 第三に、神の約束に信頼することです。思い煩う状態は心が分散している状態です。神の約束に対して心が一つにならず、あちこちに分散してしまっているのです。そうではなく、神の約束に心を一つに集中させ、信頼して歩むことです。その時に、思い煩いは平安に変わります。
 神はあなたが思い煩うことを望んでおられません。思い煩いを完全に神に委ね、心一つにして、主に信頼して歩みましょう。

<聖書のことば>
あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。
ペテロの手紙第一 5章 7節