2017年11月19日日曜日

「栄光のからだへ」

ピリピ人への手紙3章21節
2017年11月19日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 前回は天の国籍に目を向けるように教えた箇所でしたが、今日の箇所では栄光のからだに目を向けさせます。
 第一に、現在の体は朽ちて行く不完全なものです。今のからだも素晴らしいものではありますが、病や老いを避けることができず、何よりも罪を犯してしまう不完全な体です。
 第二に、しかし神は栄光のからだに変えると約束してくださっています。それは罪を犯すことのないからだであり、朽ちることのない完全なからだです。
 第三に、主が再び来られる時に栄光のからだに変えていただけます。主はやがて教会を迎えるために空中にやって来られます。その時に完全なからだに変えられて引き上げられ主と共にいることになるのです。
 救われて天国に行けることだけで満足してしまっているクリスチャンが多いのかもしれません。私たちは主が来られるまで、心を整え、主に喜んでいただけるような歩みをする者でありましょう。
 
<聖書のことば>
キリストは、万物をご自身に従わせることのできる御力によって、私たちの卑しいからだを、ご自身の栄光のからだと同じ姿に変えてくださるのです。
ピリピ人への手紙3章21節

2017年11月12日日曜日

「子どものように」

マルコの福音書10章13~16節
2017年11月12日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 イエス様は子供の持つ特性を取り上げられて、子供のようになるように教えられました。今日の箇所から2つの点で学びましょう。
 最初に、私たちは子供を主の御元へ連れて行くべきです。主はそれを願われています。親は決してそれを妨げてはいけません。
 次に、私たちは子供の様に歩むべきです。彼らの良い特性に倣うべきです。それは何でしょうか。
 第一に、謙遜さと頼る心です。小さな子供は自分に力が無いことを自覚しているので親に頼ろうとします。私たちも自分の無力さを知って、主の前に謙遜になり主に頼るべきです。
 第二に、素直な心です。子供は言われたことをそのまま信じます。注意されたら改めます。私たちも主の言われることを疑わず素直に信じ、また従うことが大切なのです。
 成熟した歩みをするべきです。しかし、大人の様に心が高く頑なな歩みをしてはいけません。心低く素直な子供のように歩みましょう。

<聖書のことば>
まことに、あなたがたに告げます。子どものように神の国を受け入れる者でなければ、決してそこに、入ることはできません。
マルコの福音書10章15節

2017年11月5日日曜日

「我らの国籍は天に在り」

ピリピ人への手紙3章20節
2017年11月5日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 私たちはキリストを信じ救われて天に国籍を持つ者とされました。私たちはどのように生涯を歩むべきでしょうか。
 第一に、天の御国に入れていただく恵みを感謝しましょう。本来ならば永遠の地獄へ行くところを、素晴らしい御国に入れていただくことができるのです。どれ程に大きな恵みであるのかを覚え感謝しましょう。
 第二に、天に国籍のある者としてふさわしい歩みをしましょう。その自覚があるならば、ふさわしい歩みをしようとするものです。天国人としてふさわしい歩みを心掛けましょう。
 第三に、キリストが来られるのを待ち望みましょう。キリストはやがて再び来られることが教えられています。主は教会を迎えに来てくださいます。それを待ち望む歩みをしましょう。
 私たちは時にこの地上だけに国籍のあるような歩みをしてしまいがちです。そうであれば、この世の人と何ら変わらない歩みとなってしまうでしょう。そうではなくて、天に国籍のある者として歩むようにしましょう。

<聖書のことば>
けれども、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主としておいでになるのを、私たちは待ち望んでいます。
ピリピ人への手紙3章20節