2020年6月28日日曜日

「イサクの嫁さがし」

創世記24章1~10節
2020年6月28日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 アブラハムは年を重ねて老人になっていました。彼はしもべに、親族のところに行ってイサクの妻となる者をさがすように命じました。ここから、信仰者が覚えるべき3つのことを学びましょう。
 第一に、次世代に信仰を継承する責任があることです。アブラハムはあらゆる面で祝福されていましたが、彼は次世代に信仰を継承する責任を覚えていたので、しもべに命じました。
 第二に、神のみことばに立って人生の決断をすることです。神がアブラハムにカナンの地を与えると約束されていたので、イサクが他の地に移り住むことを選びませんでした。彼は神のみことばに立ち決断していたのです。
 第三に、神が先行し導かれる確信を持つことです。しもべにとっては、非常に責任重大な務めであり、先の見えないものでした。しかしアブラハムは主が先行し導かれると彼を励ましたのです。
 私たちも常に先を歩んで下さる主を覚えて、主のみことばに立って、みこころの内を歩みましょう。

<聖書のことば>
天の神、主は、私の父の家、私の親族の地から私を連れ出し、私に約束して、『あなたの子孫にこの地を与える』と誓われた。その方が、あなたの前に御使いを遣わされるのだ。あなたは、そこから私の息子に妻を迎えなさい。
創世記24章7節

2020年6月21日日曜日

「父ダビデの教え」

歴代誌第一 22 章 6~16 節
2020年6月21日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 本日は父の日です。お父様に感謝しつつ学びます。ダビデは息子ソロモンに神殿建築について語りました。何を息子に語ったのか学びましょう。
 第一に、主の言われるとおりに従うようにということです。彼の生涯は主に従うものであり、神殿建築についても主の言われることに従いました。ソロモンも神に従う歩みを教えたのです。
 第二に、主の知恵を受けるようにということです。「思慮と悟り」とありますが、他の聖書では「分別と知恵」と訳されています。神の知恵こそが人生を正しく歩ませると確信していたのでしょう。それを受けるように願い教えました。
 第三に、主への信仰により立ち上がり実行するようにということです。主の言われることを聞くだけで終わってしまいがちです。しかし主のみこころは、聞いた私たちが立ち上がり実行することなのです。
 子供や孫に、また周りの方にそのように教えることが必要です。何よりも、私たちがそのような模範を示して歩みましょう。

<聖書のことば>
主がイスラエルのためにモーセに命じられた掟と定めをあなたが守り行うなら、あなたは栄える。強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。
歴代誌第一22章13節

2020年6月14日日曜日

「思い乱れうなだれる時」

詩篇42篇1~11節
2020年6月14日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 本日は詩篇 42 篇から、思い乱れうなだれる程の苦しみの時に、私たちが覚えるべきことについて学びましょう。
 まず、信仰生活に苦しみは必ずあるものと覚えましょう。信仰生活に入ると苦しみが一切無くなるのではありません。主の許しの中で苦しみが与えられることを覚えている必要があります。
 次に、その中でなすべきことは何でしょうか。
 第一に、神の恵みを思い返し、主をほめたたえることです。苦しみの中に入れられると、人はついつい呟き嘆いてしまいがちです。しかし、その時こそ、主の恵みを思い返しほめたたえることです。
 第二に、神を慕い求め、待ち望むことです。主に期待して、みことばを待ち望み、主のみわざを待ち望むことです。
 そのように神をほめたたえ待ち望み歩む時に、人は神から新たな力が与えられます。苦難を乗り越えて行くことができるのです。苦難の時こそ、信仰が問われています。しっかりと神に目を向けて歩みましょう。

<聖書のことば>
わがたましいよなぜおまえはうなだれているのか。私のうちで思い乱れているのか。神を待ち望め。私はなおも神をほめたたえる。御顔の救いを。
詩篇42篇5節

2020年6月7日日曜日

「サラの埋葬」

創世記23章1~20節
2020年6月7日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 アブラハムの妻サラが召されました。アブラハムは彼女の死を悲しみ、墓地のための土地を購入しようとします。3つの点で学びましょう。
 第一に、キリスト者として、内面の写し草を飾りとして歩むことです。ペテロ書に、サラがそのような歩みをしたことが記されています。外見に気をつかうことの多い者ですが、それ以上に内面に気を付けましょう。
 第二に、キリスト者として、証しと責任を持って歩むことです。アブラハムは異教の民に対して謙遜に礼儀を持って対応し、犠牲を払って土地を購入しました。私たちも周りのまだ神を信じていない方への証しのために、証しと責任を持って歩みましょう。
 第三に、キリスト者として、寄留者の自覚を持って歩むことです。アブラハムは自分は寄留者であるという自覚を持って歩んでいました。アブラハム契約に土地が与えられることについて書かれていましたが、彼は約束を信じつつも、天の御国に心を向けていました。
 私たちの人生における方向性はどこへ向けられているでしょうか。私たちも寄留者として正しい価値観を持って歩みましょう

<聖書のことば>
私は、あなたがたのところに在住している寄留者ですが、あなたがたのところで私有の墓地を私に譲っていただきたい。そうすれば、死んだ者を私のところから移して、葬ることができます。
創世記23章4節