2023年9月24日日曜日

「主のまなざしを意識する」

マタイの福音書 10章 26~31節
2023年9月24日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 本日はCS カミング月間の最終日です。
 第一に主こそが恐れるべきお方である。人は何かを恐れて歩んでいるものです。しかし、体も魂もゲヘナで滅ぼすことのできる主こそ、恐れるべきお方であると覚えて歩むことです。そうした時に、それ以外の不必要な恐れから解放されることができます。
 第二に、主が私を顧みてくださっています。イエス様は2つのものを引き合いに出して説明されました。主はすずめ一匹さえも顧みられ、また頭の毛さえも数えておられます。それ程に、主は私たちのことを顧みてくださっています。
 第三に、主が私を愛してくださっています。口先だけの愛ではありません。実際に動いて犠牲を払ってくださる愛です。その愛が表されたのが十字架でした。主は今もその愛で愛してくださっています。
 主の愛のまなざしを意識して歩みましょう。また、孤独や悩み、恐れを抱いてい歩んでいる方に、この主についてお伝えしましょう。

<聖書のことば>
二羽の雀は一アサリオンで売られているではありませんか。そんな雀の一羽でさえ、あなたがたの父の許しなしに地に落ちることはありません。あなたがたの髪の毛さえも、すべて数えられています。
マタイの福音書 10章 29~30節

2023年9月17日日曜日

「主に希望を置いたアンナ」

ルカの福音書 2章 36~38節
2023年9月17日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 救い主を待ち望んでいたアンナの歩みから、私たちに必要なことを学びましょう。
 第一に、環境に左右されず、主の宮で仕えました。僅か 7 年で夫に先立たれ、どれだけ苦しい歩みをしたことかと思います。しかし、彼女はそのような厳しい環境になっても、決して主の宮を離れず仕え続けました。私たちもその模範に倣うことです。
 第二に、主に頼り祈っていました。主の宮で仕え続けることができたのは、彼女が主に頼り祈っていたからです。祈りをとおして、主は働かれます。また祈りは教会におけるとても大切な奉仕です。
 第三に、主を待ち望んでいました。強靭な精神力によって、ただ我慢して待っていたのではありません。確かな主の約束に基づいて、約束を信じて、主を待ち望んだのです。私たちも主の約束を信じ頼って、主を待ち望むことが大切です。
 環境により振り回されてしまいやすい者です。そういう時こそ、主の約束を信じ、主に希望を置いて、主を待ち望みましょう。

<聖書のことば>
やもめとなり、八十四歳になっていた。彼女は宮を離れず、断食と祈りをもって、夜も昼も神に仕えていた。
ルカの福音書 2章 37節

2023年9月10日日曜日

「賜物の良い管理者として」

ペテロの手紙第一 4章 9~11節
2023年9月10日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 万物の終わりが近づいた時代において、気をつけるべきことについて続けて学びます。
 第一に、不平を言わずにもてなし合うことです。教会の兄姉がもてなし合うことが勧められています。気をつけるべきことは、不平を言わないことです。
 第二に、賜物の管理者であると自覚することです。主はすべての人にそれぞれ賜物を与えておられます。それを自分の力、自分のものと考えてはいけません。また、他の人と自分の賜物を比較してもいけません。私たちはそれぞれ主から与えられた賜物の管理者です。
 第三に、賜物を主の栄光のために用いていくことです。私たちは賜物を自分のためだけに使うべきではありません。主の栄光のために、教会のため、兄姉のために忠実に用いていくことです。
 管理者である限り、やがて主に報告する時がやって来ます。主はすべてをご存知です。管理者として忠実に主の栄光の為に賜物を用いて、主に喜んでいただく歩みをいたしましょう。

<聖書のことば>
それぞれが賜物を受けているのですから、神の様々な恵みの良い管理者として、その賜物を用いて互いに仕え合いなさい。
ペテロの手紙第一 4章 10節

2023年9月3日日曜日

「実を結ぶ聞き方」

ルカの福音書 8章 4~15節
2023年9月3日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 イエス様が語られた有名な種まきのたとえ話です。種は神のみことばであり、土壌は聞く人の心を表しています。
 種は四つの地に落ちました。道端は頑なな心です。それゆえサタンがみことばを持ち去ってしまいます。岩地はみことばを聞き芽を出しますが、自我があるのでそれ以上成長せず、少しのことで躓いてしまいます。岩地もみことばを聞いて芽を出しますが、神様以外のことへの関心が高く、それらが成長を妨害してしまいます。唯一、実を結んだのは良い地でした。それでは良い地とはどのような心でしょうか。
 第一に、謙遜な心です。柔らかい素直な謙遜さを持って聞くことです。
 第二に、みことばに従う心です。聞くだけで終わらせず、主に頼り、みことばに従って行こうとすることです。
 第三に、みことばを信じて忍耐する心です。みことばに少しの間だけ従うのではなく、主に信頼し忍耐して従うことが大切です。
 礼拝でも CS でも、みことばを堅い心で聞くのではなくて、良い心で聞きましょう。そして実を結ぶ歩みをさせていただきましょう。

<聖書のことば>
しかし、良い地に落ちたものとは、こういう人たちのことです。彼らは立派な良い心でみことばを聞いて、それをしっかり守り、忍耐して実を結びます。
ルカの福音書 8章 15節