2018年8月26日日曜日

「カインとアベル」

創世記4章1~16節
2018年8月26日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 アダムとエバに二人の子供が与えられました。カインとアベルは主に献げものを持ってやって来たのです。しかし、アベルの献げものは受け入れられたものの、カインの献げものは目を留められませんでした。それが原因となりカインはアベルを殺してしまいました。3つ学びましょう。
 第一に、主が注目されているのは献げる者の心です。献げる者の心が神の前に大切ということです。
 第二に、主が問われるのは他者の祝福に対する応答です。カインはアベルの祝福を妬んだと言うことができます。妬みは高慢の罪から発生し、殺意にまで発展します。
 第三に、主が求められるのは悔い改めの導きに応じる心です。カインは罪を犯したにもかかわらず開き直っておりました。それでも神は彼を憐れんで悔い改めに導こうとされました。彼は直ちに悔い改めるべきでしたが、それをしなかったのです。
 罪を温存すると、後に恐ろしいことに発展してしまいます。私たちがカインの罪を犯さないように示された時に、悔い改めるようにしましょう。

<聖書のことば>
アベルもまた彼の羊の初子の中から、それも最上のものを持って来た。主はアベルとそのささげ物とに目を留められた。                
創世記4章4節

2018年8月19日日曜日

「罪の結果と救いの計画」

創世記3章14~24節
2018年8月19日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 アダムとエバは蛇の誘惑に惑わされて、取って食べてはならないと言われていた善悪の知識の木から取って食べてしまいました。その結果、人類に罪が入りました。
 蛇は一生のろわれた者として腹這いになり歩むものとなりました。エバは産みの苦しみを負い、また夫に支配される者となりました。アダムは労働の苦しみを負う者となりました。また人は死んで塵に返る者となりました。土地ものろわれました。彼らはエデンの園から追放されたのです。こ こから二つのことを学びましょう。
 第一に、罪には結果が伴います。罪人には永遠の苦しみが待っています。クリスチャンであっても、罪を犯すと悪い影響が残ります。
 第二に、神は人間のために救いの計画を立てられました。原福音と呼ばれるものです。後に女の子孫から救い主が誕生し、サタンの頭を踏み砕くと言う計画を明らかにされたのです。
 私たちの周りにいる方々に素晴らしい福音を伝えて行きましょう。

<聖書のことば>
「わたしは、おまえと女との間に、また、おまえの子孫と女の子孫との間に、敵意を置く。彼は、おまえの頭を踏み砕き、おまえは、彼のかかとにかみつく。」
創世記3章15節

2018年8月12日日曜日

「あなたはどこにいるのか」

創世記3章8~13節
2018年8月12日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 蛇に誘惑された人は、自由意思を用いて神に喜ばれないことを選択し罪を犯してしまいました。そして主の御顔を避けて隠れたのです。それでも主は彼らを捜し求めて出て来られました。「あなたはどこにいるのか」と問われたのです。彼らは自発的に罪を告白し謝罪することはありませんでした。責任転嫁し、罪のなすりつけ合いをしたのです。ここから2つのことを学びましょう。
 第一に、神の前に正しい霊的位置に立つことです。それまで主との豊かな交わりの中にいた彼らでしたが、今や御顔を避けるようになりました。私たちも正しい霊的位置に立っているかが問われています。
 第二に、神の御声に応じて素直に悔い改めることです。神は彼らが素直に悔い改めることができるように導かれましたが、彼らはそれに応じず他者のせいにしました。私たちも同様の過ちをやってしまいがちです。大切なのは御声を聞いた時に直ちに応じて、素直に悔い改めることなのです。
 神の御声に対して、正しい応答をする者でありましょう。

<聖書のことば>
神である主は、人に呼びかけ、彼に仰せられた。
「あなたは、どこにいるのか。」
創世記3章9節

2018年8月5日日曜日

「人間の堕落」

創世記3章1~7節
2018年8月5日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 蛇は造られたものの中で一番狡猾でした。他の箇所を見ると、それは悪魔であったことがわかります。蛇と会話を行い引き込まれて行きました。
 蛇は神が何と言われたのか知っていたでしょう。しかし蛇はわざととぼけてみことばを歪めてたずねて来ました。エバの側に立っているかのように、神の愛を疑わせて来ました。彼女の心を揺さぶり、一気に神のみことばを否定して来ました。その結果、彼女をその実を取って食べ、アダムにも与えました。こうして人類は堕落し罪が入ってしまったのです。
 ここから教えられることは何でしょうか。
 第一に、感覚に基づかず、神のみことばに基づいて判断し選択することです。
 第二に、神の愛を疑わず、神の愛と恵みに目を留めて歩むことです。問題や持っていないものに目を奪われてはなりません。
 私たちも自由意思が与えられています。みことばに基づいて正しい選択をするようにしましょう。

<聖書のことば>
そこで女が見ると、その木は、まことに食べるのに良く、目に慕わしく、賢くするというその木はいかにも好ましかった。それで女はその実を取って食べ、いっしょにいた夫にも与えたので、夫も食べた。
創世記3章6節