2016年10月30日日曜日

「優先順位」

ハガイ書1章1~13節
2016年10月30日 第5聖日
牧師 長江 忠司


 信仰生活において、正しい優先順位をもって歩むことが大切です。
 人の陥りやすい過ちは、神様のことを第二第三にしてしまうことです。イスラエルの民もせっかくエルサレムに帰還し神殿の再建工事にとりかかったにもかかわらず妨害にあい工事を中断していました。その間に神様よりも自分の家作りに励んでいたのです。それの方が良い暮らしができると思ったでしょうが、その結果彼らは多くの祝福を逃していました。これは私たちの信仰生活においても起こりうることです。
 次に、正しい優先順位をもって歩む為の秘訣を学びましょう。
 第一に、現状をよく考えることです。自分がどれだけ恵みの中に置かれているのか、そして主が何を望んでおられるのかを考えることです。
 第二に、神に信頼することです。神の国とその義を第一にする時に、主の祝福が与えられます。その主の約束に信頼するのか、他のものに信頼するかが問われているのです。
 回り道をしない為にも、正しい優先順位をもって歩みましょう。

<聖書のことば>
「この宮が廃墟となっているのに、あなたがただけが板張りの家に住むべき時であろうか。 今、万軍の主はこう仰せられる。あなたがたの現状をよく考えよ。
ハガイ書1章4~5節

2016年10月23日日曜日

「宣教の大命令」

マルコの福音書16章15~16節
2016年10月23日 第4聖日
牧師 長江 忠司


 イエス様は天に上がられる前に、弟子達に対してこの大命令を与えられました。ですから、私たちは教会としても個人としても、この大命令を受けとめるべきです。
 第一に、伝える対象は全世界の全ての造られた魂です。近い関係にある人、近い場所にいる人だけではありません。全世界の魂です。
 第二に、伝えるべきは福音です。道徳的なことではなく、キリストの福音を伝えることです。福音こそが人に救いを与えます。そしてキリストの弟子を育成することです。
 第三に、バプテスマを受けることです。バプテスマは信じて救われた者が次になすべきことであり、弟子になる為のプロセスです。
 この大命令を実行する上で大切なことは、神の権威が与えられていることと、主が共におられることを覚えることです。今もほとんどの方が滅びに向かって進んでおられます。この大命令を実行する者でありましょう。

<聖書のことば>
それから、イエスは彼らにこう言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。
マルコの福音書16章15節

2016年10月16日日曜日

「キリストにある農夫」

テモテへの手紙第二2章6節
2016年10月16日 第3聖日
牧師 長江 忠司


 キリストの働き人とは農夫のようなものであると教えられています。
 第一に、収穫のために労苦が必要です。農夫はたとえ暑くても寒くても畑に出て手入れをする必要があります。私たちも畑に出て行って、魂に福音をお伝えし霊的な世話をしていく必要があります。
 第二に、収穫のために忍耐が必要です。種を植えてすぐに芽が出て実を結ぶということはありません。忍耐の期間がどうしても必要です。同様に、魂の現状を見ると諦めてしまいそうになりやすい私たちですが、忍耐をもって祈り証しすることが大切です。
 第三に、収穫の分け前には労苦した農夫があずかります。魂を成長させて下さるのは神です。しかし、やはり信仰をもって労苦し献げた者に、主は魂の収穫という祝福にあずからせて下さるのです。
 キリストにある兵士、競技者、農夫。そこに共通するものは、豊かな勝利と収穫を目指し、備えるべきだということです。魂の収穫のためにビジョンをもって励んで行きましょう。

<聖書のことば>
労苦した農夫こそ、まず第一に収穫の分け前にあずかるべきです。
テモテへの手紙第二2章6節

2016年10月9日日曜日

「聞く耳をもつ」

ルカの福音書8章8節
2016年10月9日 第2聖日
牧師 長江 忠司


 イエス様は「聞く耳のある者は聞きなさい」と言われました。これはしっかりと聞くように、また聞く耳を持つようにという意味です。
 第一に、それは貪欲に聞くことです。生まれたばかりの乳飲み子の様にみことばの乳を慕い求めるようにと教えられています。みことばの乳なくして、クリスチャンが成長することはありません。
 第二に、謙遜に聞くことです。幼子のように素直にみことばを聞き受け入れることです。選り好みしてはなりません。
 第三に、聞いて応答することです。聞きっぱなしではなく、従う選択をすることです。信仰により実行することが求められるのです。
 霊的に成長されるクリスチャンは、そのような聞く耳を持っていると言う事ができます。私たちはどのような耳を持って、信仰生活を歩んでいるでしょうか。聞く耳を持ち祝福された歩みをさせていただく者でありましょう。

<聖書のことば>
また、別の種は良い地に落ち、生え出て、百倍の実を結んだ。」
イエスは、これらのことを話しながら「聞く耳のある者は聞きなさい」と叫ばれた。
ルカの福音書8章8節

2016年10月2日日曜日

「聖霊に導かれて歩む」

ヨハネの福音書14章26節
2016年10月2日 第1聖日
牧師 長江 忠司


 キリストを信じて救われた者には聖霊が内住して下さっています。このお方は様々な働きをされますが、その一つは私たちを導くことです。
 第一に、主のみことばに従って導かれます。御言葉の教えに反しては導かれません。たとえば、礼拝を休むようには導かれません。主のみこころは礼拝を第一とすることだからです。
 第二に、主を証しするように導かれます。使徒の働きに聖霊に満たされた時に彼らが大胆に語り出したことが記されています。彼らは聖霊の力によって語ることができました。
 第三に、主のみこころへと導かれます。パウロの伝道旅行において、聖霊が主のみこころのままに彼らを導かれました。その結果、豊かな祝福が待っていました。
 かつて初代教会の一人一人を強められた聖霊は、同様に私たちの内に住んでおられ強めて下さいます。ですからよく主と交わり、聖霊に明け渡して歩むように致しましょう。

<聖書のことば>
しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。
ヨハネの福音書14章26節