2023年8月27日日曜日

「神に知られている幸い」

エレミヤ書 1章 5節
2023年8月27日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 私たちは多くのことを知ろうとする者ですが、本当に知るべきことがあります。
 第一に、主は私を知っておられることです。私たちが母親の胎に宿る前から、主は私たちの存在を御存知でした。それだけではなく、神は私たちの将来についても、心の中のことも、私たちに関わる全てのことを知っておられます。
 第二に、主は私の罪を知った上で愛して下さっています。普通は人の罪の部分を知れば知る程に愛が冷めてしまうものです。しかし主はそうではありません。罪の部分を知った上で、それでも愛し続けてくださいます。
 第三に、主は私をご自分のものとして知り導いてくださいます。単に知っているだけではなく、わたしのものと個人的に深く知り、関わり、愛してくださっています。
 多くの情報が溢れており、知るべきことは多いでしょう。しかし、本当に知るべきことは、主が私のすべてを知り、愛してくださっているという事実です。その事実を覚えて、さらに主に信頼して歩みましょう。

<聖書のことば>
「わたしは、あなたを胎内に形造る前からあなたを知り、あなたが母の胎を出る前からあなたを聖別し、国々への預言者と定めていた。」
エレミヤ書 1章 5節

2023年8月20日日曜日

「熱心に愛し合いなさい」

ペテロの手紙第一 4章 8節
2023年8月20日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 先週は、神の前に静まり、神に祈ることを最優先するようにと学びました。その上で、何よりもまず大切にすべきことについて学びます。
 第一に、互いに熱心に愛し合うように、主は命じられています。神のみこころは、私たちが神を愛し、また人を愛することです。好きな人だけではなく、一時的な愛でもありません。互いに熱心に愛し続けるように、主は命じられているのです。
 第二に、愛によって多くの罪を覆うように主は望まれています。この愛は男女の愛ではありません。神が持っておられる、意志による無条件の愛です。この愛により相手の罪を覆い、平和な関係を築き、神の栄光を現すことができます。
 第三に、主の愛を受け覚えることで、人を愛することができます。私たちは自分が受けたことのない愛を人に与えることはできません。主の愛を受けて覚えてこそ、愛することができます。
 人を愛することは難しいことですが、主のご命令に従い愛する者となりましょう。そのためにも主に祈り、愛する者と変えていただきましょう。

<聖書のことば>
何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです。
ペテロの手紙第一 4章 8節

2023年8月13日日曜日

「祈り最優先」

ペテロの手紙第一 4章 7節
2023年8月13日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 今日の箇所を通して、私たちが今の時代において、日々気をつけるべきことについて学びましょう。
 第一に、終わりの時を意識して備えることです。これは消滅する時という意味ではなく、地上での神の御計画の終わりの部分という意味です。主は再びやって来られます。終わりがあると意識し備えることが必要です。
 第二に、神の前に静まることです。祈りなさいとある前に、心を整え、身を慎むように言われました。何かをするのではなく、神の前に静まるのです。これは私たちに欠けている部分ではないでしょうか。
 第三に、祈りを最優先することです。祈らないならば、人間の知恵と力で進めることになります。そうではなく主に祈り、打ち明けていくことです。イエス様は地上で歩まれた際、いつも祈りを優先して歩まれました。私たちに模範を残してくださったのです。
 終わりの時が近づいています。日々慌ただしく歩みがちですが、神の前に静まり、祈りを献げましょう。そして主の知恵と導きをいただいて、いつも主のみこころの内を歩ませていただきましょう。

<聖書のことば>
万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。
ペテロの手紙第一 4章 7節

2023年8月6日日曜日

「申し開きの時」

ペテロの手紙第一 4章 3~6節
2023年8月6日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 私たちはやがて神の前に立ち、申し開きをする時がやって来ます。それに備えて、どう歩むべきでしょうか。
 第一に、罪に逆戻りしないことです。性的なこと、お酒、偶像礼拝など、かつて彼らが楽しんでいた罪に逆戻りする可能性がありました。私たちもその点で他人事ではなく、気を付けなければなりません。神のみことばを読み、主に喜ばれる道を歩み続けることです。
 第二に、人を恐れず、神を恐れることです。彼らのかつての仲間たちが中傷してくるかもしれませんが、人を恐れてはいけません。すべてを支配し正しく裁かれる神を恐れる必要があります。そうしてこそ、神によって祝福されます。
 第三に、神の裁きと救いについて伝えることです。福音を信じるなら、それだけで救われることができます。人の行いや富によるのではありません。主が必要な代価を払ってくださいましたので、信じるだけで良いのです。
 終わりの時に備えて、今を正しく歩みましょう。

<聖書のことば>
彼らは、生きている者と死んだ者をさばこうとしておられる方に対して、申し開きをすることになります。
ペテロの手紙第一 4章 5節