2016年11月27日日曜日

「焼却されたみことば」

エレミヤ書36章21~32節
2016年11月27日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 主はエレミヤを通して、ユダに悔い改めるようにと語っておられましたが、王は心を頑なにし拒みました。3つの点で教えをいただきましょう。
 第一に、神を恐れみことばを受け入れることです。王は巻物を受け取りましたがそれを刻み焼いてしまいました。非常に愚かで恐ろしい行為をしたのです。私たちは同様にみことばを取り扱ってはなりません。
 第二に、忠告の大切さを覚えることです。3名の首長たちは王に対して巻物を焼かないように忠告しましたが、それを聞くことをしませんでした。忠告する大切さと忠告を受け入れる大切さを教えられます。
 第三に、確かなみことばに堅く立って歩むことです。エホヤキム王はみことばを焼却するように命じましたが、結果的にみことばは無くなるどころかさらに増やされて行きました。
 他人のすることは客観的に見ることができますが、自分自身がどうなのかを省みましょう。そしてクリスマスを前にして、みことばによって心を整えて頂きましょう。

<聖書のことば>
エフディが三、四段を読むごとに、王は書記の小刀でそれを裂いては、暖炉の火に投げ入れ、ついに、暖炉の火で巻き物全部を焼き尽くした。
エレミヤ書36章23節

2016年11月20日日曜日

「サタンの攻撃パターン」

ペテロの手紙第一5章8~9節
2016年11月20日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 主はサタンに勝利されており、私たちも勝利者とされています。しかし、同時にサタンに対して十分に警戒するようにと聖書は教えています。サタンの攻撃パターンを確認しましょう。
 第一に、落胆へと導きます。教会の中で人を見て落胆させ、また自分や状況を見て落胆させます。
 第二に、高慢へと導きます。「神のみことばよりも私の考えの方が大切だ。神に従う必要はない」というように自分を高くさせます。
 第三に、神を疑うように導きます。アダム達を誘惑した時のように、神の愛や約束を疑わせて来ます。
 第四に、不品行や汚れに導きます。みことばよりも情欲の虜にさせます。
 第五に、不一致へ導きます。教会の秩序に従わないように、一致を乱すようにして来ます。
 これらを通し、私たちを神と教会から引き離そうとして来るのです。様々な事が起きて来ますが、それがサタンの攻撃であると見抜くことが大切です。悪魔は常に身近に存在しています。十分に警戒して立ち向かうようにしましょう。

<聖書のことば>
身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。
ペテロの手紙第一5章8節

2016年11月13日日曜日

「聖書の教える正しい価値基準」

創世記1章26~28節
2016年11月13日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 この世の価値基準は変わりやすく、絶対的なものではありません。私たちは流されないで聖書の教える価値基準によって歩む必要があります。
 第一に、私たちは神に造られた尊い存在であることです。能力や持ち物によらず、神によって造られたので尊い存在とされています。
 第二に、私たちには神の特別な目的があることです。神は私たちを個性的に造られました。そして、それぞれに計画と目的をお持ちです。
 第三に、私たちは神の栄光を現わす使命があることです。神を礼拝し、神に仕え、キリストについて証しし、主に似た者となり、神の栄光を現わすのです。
 第四に、私たちは永遠の存在として造られていることです。この世での生涯で終わりなのではありません。その後こそが本番なのです。
 私たちは何をゴールに据えて人生を歩んでいるでしょうか。聖書の教える正しい価値基準をもって、正しい目標に向かって人生を歩む者でありましょう。

<聖書のことば>
神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。
創世記1章27節

2016年11月6日日曜日

「キリストに従う者に」

マルコの福音書16章17~20節
2016年11月6日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 マルコの福音書の最後となります。私たちがなすべき3つのことを学びましょう。
 第一に、福音を至る所で伝えることです。イエス様は教会に、そして私たち一人一人に宣教の大命令を与えられました。罪ある者はやがて神にさばかれて永遠の地獄に行かなければなりませんが、この福音を信じさえすれば救われることができます。私たちはそれを伝える使命があるのです。
 第二に、主と共に働くことです。主は人を用いられて、ご自身の働きを進めて行かれます。私たちは救われて終わりではなく、主の為に奉仕をするように召されているのです。
 第三に、主に従う人生を送ることです。イエス様は私たちが歩むべき模範を残して下さいました。私たちは主の足跡に倣い、キリストに従う者であるべきなのです。
 私たちは誰の歩みに倣って人生を送るでしょうか。私たちはキリストの栄光の為に、キリストの足跡に倣い従う者となりましょう。

<聖書のことば>
そこで、彼らは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主は彼らとともに働き、みことばに伴うしるしをもって、みことばを確かなものとされた。
マルコの福音書16章20節