2018年5月27日日曜日

「キリストと交わる幸い」

ヨハネの手紙第一1章3~4節
2018年5月27日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 キリストとは誰でしょうか。それは人となって現れてくださった神です。旧約時代には明らかにされていませんでしたが、イエス様はご自身の歩みをもって明らかに示してくださいました。
 そのキリストと交わるにはどうしたら良いでしょうか。
 第一に、キリストを自分の救い主として信じることです。
 第二に、二つの関係を大切にすることです。一つは主との関係であり、みことばをいただき、主に祈る歩みをすることです。もう一つは教会との関係です。キリストの体である教会としっかりつながり、兄姉との関係を持つことが大事なのです。
 キリストと交わるなら、全き喜びが与えられます。それは苦しみが無くなるということではありません。たとえ困難の中でも、この世が与えることのできない平安や喜びが与えられるのです。
 信仰生活が祝福される秘訣はいかにキリストと交わるかにかかっています。主とよく交わって幸いな歩みをする者でありましょう。

<聖書のことば>
私たちの見たこと、聞いたことを、あなたがたにも伝えるのは、あなたがたも私たちと交わりを持つようになるためです。私たちの交わりとは、御父および御子イエス・キリストとの交わりです。
ヨハネの手紙第一1章3節

2018年5月20日日曜日

「主に望みを置く者の幸い」

詩篇46章1~11節
2018年5月20日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 人生は何に望みを置くかによって変わって来ます。
 まず、覚えたいことは、人に望みを置くべきではありません。人ははかない存在だからです。また人は変わりやすい者だからです。
 人は神に信頼するべきです。2つの理由をあげます。
 第一に、主は全能のお方だからです。おことばだけで天地万物を創造された全能のお方だから、頼ることができます。
 第二に、主はとこしえに真実なお方だからです。偽りや誤りが無く、約束されたことを守られるお方ですから頼ることができます。
 それでは主に望みを置く時にどうなるのでしょうか。
 第一に、個人的な助け主となってくださいます。第二に、恐れから解放してくださいます。第三に、弱き者を強め立たせてくださいます。
 私たちは何になるとか何を持つかといった事に執着し、そこに望みを置いてしまいがちです。しかし、それらは本当の意味で頼りになるものではないのです。真に頼るべきなのは神お一人だけです。このお方に信頼して、確かな人生を送るようにしましょう。

<聖書のことば>
幸いなことよ。ヤコブの神を助けとし、その神、主に望みを置く者は。
詩篇146:5

2018年5月13日日曜日

「母ユニケの信仰」

テモテへの手紙第二1章3~5節
2018年5月13日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 伝道者テモテに影響を与えた母ユニケの信仰から学びましょう。
 第一に、ユニケは純粋な信仰を持っていました。テモテの信仰は彼から始まったものではなく、祖母ロイスと母ユニケに宿ったものであり、彼女たちは心から主を信じて歩んでいました。
 第二に、ユニケはその信仰を子供へ継承しました。幼い頃からテモテは、ユニケたちからみことばを教えられていたでしょう。言葉によってだけでなく、彼女たちの態度や生き方を示すことで信仰とはどのようなものかを教えていたでしょう。親の信仰ほど、子供に大きな影響を与えるものはありません。
 誘惑の多い時代です。悪魔は強力に働いており、神様からクリスチャンたちを引き離そうとして来ます。ですから、私たちも本気でこの信仰を次の世代へ渡していかなければなりません。その為に、私たちの信仰が問われています。私たちもユニケの如く、信仰を継承していきましょう。

<聖書のことば>
私はあなたの純粋な信仰を思い起こしています。そのような信仰は、最初あなたの祖母ロイスと、あなたの母ユニケのうちに宿ったものですが、それがあなたのうちにも宿っていることを、私は確信しています。
テモテへの手紙第二1:5

2018年5月6日日曜日

「キリストの恵みがともにあるように」

ピリピ人への手紙4章23節(最終回)
2018年5月6日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 パウロは手紙の最後に、キリストの恵みがあなたがたの霊とともにあるようにと祈りました。ここから、二つのことを学びましょう。
 第一に、キリストの恵みをいつも覚えて歩みましょう。この祈りはピリピ教会の上に主の恵みがあるようにと祈っていると同時に、彼らがいつも神の恵みを覚えて歩めるようにという祈りでもありました。そうした時にこそ、互いに一致し、喜びと平安をいただくことができます。
 第二に、遣わされた場所で、私たちもこの祈りをしましょう。私たち自身が主の恵みを覚えて歩むことが大切ですが、それだけではなく、今遣わされている場所で、周りの方々が主の恵みを知り、救われるように祈る必要があるのです。
 とかく目の前の状況だけに目を留めてしまいがちな私たちです。その結果、呟きや不満の言葉を発してしまいがちではないでしょうか。あらためて、キリストの恵みに目を留めましょう。そしてパウロのように困難の中でも喜びに満たされ、それを分け与える歩みをしましょう。

<聖書のことば>
どうか、主イエス・キリストの恵みが、あなたがたの霊とともにありますように。
ピリピ人への手紙4章23節