2023年1月29日日曜日

「私たちの立場と務め」

ペテロの手紙第一 2章 7~10節
2023年1月29日 第5聖日
牧師 長江 忠司

 キリストを信じ救われた者の立場と務めについて書かれています。
 第一に、救われたのは大きな恵みであることです。キリストを拒み従わない方が大勢おられます。その中で私たちは神の恵みと憐れみにより救われました。私たちは日々、その恵みを覚え、救われたことを確かにすることが大切です。
 第二に、私たちの立場を自覚することです。私たちは選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神のものとされた民とされています。神を信じない人とは全く異なる立場とされていることを覚えましょう。
 第三に、私たちの務めは闇の中にいる方々に光を届けることです。かつては私たちが闇の中にいましたが、主が光の中へ導いてくださいました。私たちが今度、闇の中にいる方々に光を届け、主のもとへ導く役割が与えられているのです。
 救われた私たちは驚くべき自分の立場を忘れないようにしましょう。そして、新たな人生観で委ねられた務めを果たしていきましょう
<聖書のことば>
しかし、あなたがたは選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神のものとされた民です。それは、あなたがたを闇の中から、ご自分の驚くべき光の中に召してくださった方の栄誉を、あなたがたが告げ知らせるためです。
ペテロの手紙第一 2章 9節

2023年1月22日日曜日

「生ける石として」

ペテロの手紙第一 2章 4~6節
2023年1月22日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 救われた私たちの立場について、語られます。
 第一に、主は要の石となられ、私達が信頼すべきお方であることです。人はイエス様をあざけり十字架に貼り付けにして殺してしまいました。しかし神はそのイエス様の死と復活をとおして人類に救いを与えられたのです。このお方は私たちが信頼すべきお方です。
 第二に、私たちも生ける石として教会に築き上げられることです。教会が霊的な建物としてたとえられています。イエス様は要の石であり、神は私たちをその上に築き上げてくださいます。これは素晴らしい祝福です。
 第三に、私たちは祭司として神に喜ばれるいけにえを献げる務めがあることです。主が喜ばれるのは形式的な礼拝ではなく、賛美、善行、従順です。いつも主に喜ばれるいけにえを献げることを心がける必要があります。
 私たちが主のもとへ行くことが大切です。そして、主によって強められ、教会に築き上げられ、神に喜ばれるいけにえを献げましょう。
<聖書のことば>
主のもとに来なさい。主は、人には捨てられたが神には選ばれた、尊い生ける石です。あなたがた自身も生ける石として霊の家に築き上げられ、神に喜ばれる霊のいけにえをイエス・キリストを通して献げる、聖なる祭司となります。
ペテロの手紙第一 2章 4~5節

2023年1月15日日曜日

「生まれたばかりの乳飲み子のように」

ペテロの手紙第一 2章 1~3節
2023年1月15日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 私たちは救われて、新しく生まれることができました。ですから、霊的に成長していくことが自然であり、また求められています。その為に必要なことについて学びます。
 第一に、成長を妨げている悪いものを捨てることです。悪意、偽り、偽善、ねたみ、悪口などは、誰の心にもあります。その罪を示されたら、主に罪を告白し捨てていくことが必要です。
 第二に、みことばを慕い求めることです。生まれたばかりの乳飲み子は貪欲に乳を慕い求めます。それが大切なエネルギーであることを本能的に知っているのでしょう。私たちもその如く、礼拝や平日の集会に出席し、また個人的にもみことばを貪欲に読むことが大切です。
 第三に、成長を目指すことです。神は私たちのような罪深い者のために命を捨ててくださり、救いへと導いてくださいました。そのいつくしみを覚え感謝して、成長を目指すことが大切なのです。
 私たちは霊的成長をどれくらい望んでいるでしょうか。今の状態に満足せず、みことばの乳を慕い求めて成長させていただきましょう。
<聖書のことば>
生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、霊の乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです。
ペテロの手紙第一 2章 2節

2023年1月8日日曜日

「幸いな信仰生涯を送るために」

マタイの福音書 6章 25~34節
2023年1月8日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 成人を迎えられた方、また全ての方が幸いな信仰生涯を送るために、何が必要でしょうか。
 第一に、思い煩いに時間を費やさないことです。人は思い煩いやすいところがあります。しかし、思い煩ったところで何も変わりません。神が顧みてくださっていることを信じて、神に信頼して委ねて歩むことです。
 第二に、第一のお方を第一とすることです。イエス様は神の国とその義を第一とするように言われました。優先順位が狂うと、全てが狂ってしまい、様々な問題を生じさせます。
 第三に、信仰を働かせて歩むことです。信仰を働かせないならば、世の方と同じような歩みをすることになります。みことばを読み、聖霊の励ましと導きをいただいて、神への信仰を働かせることが大切なのです。
 新しい年が始まりました。私たちはどのような信仰生涯を歩みたいでしょうか。気をつけないと世の方と変わらない歩みとなってしまいます。主から与えられている信仰を働かせて、生き生きとした幸いな生涯を送りましょう。
<聖書のことば>
今日あっても明日は炉に投げ込まれる野の草さえ、神はこのように装ってくださるのなら、あなたがたには、もっと良くしてくださらないでしょうか。信仰の薄い人たちよ。
マタイの福音書 6章 30節

2023年1月1日日曜日

「正しく歩むための3つの問いかけ」

ヘブル人への手紙 11章 23~27節
2023年1月1日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 今年一年も忙しく、慌ただしく毎日が過ぎていくことと思います。そのような中で、主の前を正しく歩むために3つの問いかけが必要です。
 第一に、誰を恐れるかです。モーセの両親はエジプトの王ではなく神を恐れ神のみこころに従いました。私たちも人を恐れるのではなくて、全てを支配し正しく裁かれる神を恐れ、神に従うことです。
 第二に、何に価値を認めて選び取るかです。モーセはエジプトでの優雅な生活よりも、神の民とともに苦しむことを選び取りました。私たちもこの世の魅力的なものに固執するのではなくて、主の栄光のために教会の兄姉とともに苦しむことを選び取るならば幸いです。
 第三に、何を見て忍耐するかです。モーセは見えない神を見るようにして信頼し、苦難を忍び通しました。私たちも見えない神にこそ目をとめて、困難を忍び通すことが大切です。
 新たな年が始まりました。日々、これらの問いかけを自分にしつつ確認して歩むならば、主の前を正しく歩み通すことができるのです。
<聖書のことば>
信仰によって、モーセは成人したときに、ファラオの娘の息子と呼ばれることを拒み、はかない罪の楽しみにふけるよりも、むしろ神の民とともに苦しむことを選び取りました。
ヘブル人への手紙 11章 24~25節