2020年12月27日日曜日

「すべてのことにおいて感謝せよ」

テサロニケ人への手紙第一 5章16~18節
2020年12月27日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 すべてのことにおいて感謝するように教えられています。これは簡単にはできないことです。なぜ、そのようにすることができるのでしょうか。
 第一に、最も大切なものが与えられているからです。これは神からいただける救いなくしてできないことです。罪の赦しと永遠のいのちという最も大切なものが与えられているので、主にあって感謝することができます。
 第二に、私たちへの愛は尽きず、日ごとに新たにされるからです。人の愛は不完全で変わりやすいですが、神の愛は常に新たに私たちへ注がれています。
 第三に、主はすべてを働かせて良きに変えてくださるからです。これは神の約束であり、私たちは経験することができますし希望を持つことができます。
 そのためにも絶えず祈る事が必要です。主はその祈りに応えてくださり、このみことばを実践させてくださいます。これは神が望んでおられることですから、信仰を働かせて、感謝を持って歩みましょう。

<聖書のことば>
すべてのことにおいて感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。
テサロニケ人への手紙第一 5章18節

2020年12月20日日曜日

「愛が届けられた日」

ヨハネの手紙第一 4章9~10節
2020年12月19日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 今年のクリスマスのテーマは、「愛が届けられた日」です。神は創造の始めから人間を愛しておられますが、特にイエス様がお生まれになられた時に、主の愛が明確に示されました。これはどのような愛でしょうか。
 第一に、神が先行する無条件の愛です。私たちが愛されるにふさわしかったので愛されたのではありません。罪深く愚かであったにもかかわらず主は私たちを愛してくださいました。
 第二に、計り知れない犠牲を払われる愛です。人の愛には限界があり犠牲を惜しむものです。しかし神の愛は限界がありません。御子イエス様の命という計り知れない犠牲を払う程に愛してくださっています。
 第三に、変わることなく永遠に注がれる愛です。人の愛は変わりやすいものだと思います。しかし神の愛は変わることも途絶えることもないのです。
 そのような神の愛が届けられました。大切なことは、その愛を個人的に受け入れ、また心にしっかりと覚えて歩むことです。素晴らしい主の愛を感謝して、主に応答して歩む者でありましょう。

<聖書のことば>
神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちにいのちを得させてくださいました。それによって神の愛が私たちに示されたのです。
ヨハネの手紙第一 4章9節

2020年12月13日日曜日

「嫌われたレア」

創世記29章28~35節
2020年12月13日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 ヤコブはレアだけでなくラケルを妻として歩み始めた結果、レアはヤコブから嫌われてしまいました。ここから3つのことを学びましょう。
 第一に、神はあわれみ深いお方であることです。ヤコブはラケルを愛しレアを嫌っていましたが、主はそんなレアをあわれみ胎を開かれ多くの子供を与えられました。
 第二に、人ではなくて神に期待すべきことです。子供たちの名前にレアの気持ちが表されています。最初は夫ばかりを見ていましたが、ユダという名前を付けました。それは主をほめたたえますという意味でした。彼女は主に目を留め、主をほめたたえたのです。人ではなく主に期待することが大切です。
 第三に、神の知恵と御計画は計り知れないことです。主はラケルではなくて、レアを通して与えられた子供を豊かに用いられました。その子孫からやがて永遠の王がお生まれになったのです。
 人の考えに頼らず、神の偉大な知恵と御計画に信頼して歩みましょう。

<聖書のことば>
主はレアが嫌われているのを見て、彼女の胎を開かれたが、ラケルは不妊の女であった。
創世記29章28節

2020年12月6日日曜日

「ヨハネに倣う」

ヨハネの福音書1章29節
2020年12月6日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 バプテスマのヨハネは、イエス様の公の生涯の先駆けとして用いられました。彼の模範から教えをいただきましょう。
 第一に、彼は自分の使命を理解していました。何者かと問われた時に、キリストではなく、主の道をまっすぐにせよと荒野で叫ぶ声だと答えました。キリストを示す声に徹することが自分の使命だと理解していたのです。
 第二に、彼は自分の立場をわきまえていました。当時、彼は非常に注目を浴びており高慢になっていてもおかしくなかったのですが、その方の履物のひもを解く値打ちも無いと、自分の立場をわきまえていたのです。
 第三に、彼はイエス様を指し示しました。自分を見るのではなく、「見よ、神の子羊」とイエス様を指し示したのです。その働きをとおして、人々はイエス様の方へ向かいました。
 彼の使命、立場、働きはヨハネだけのものではありません。主は私たちクリスチャンにも同じ使命、立場、働きを与えられています。クリスマスを前にして、私たちもヨハネと同じ心でイエス様を指し示しましょう。

<聖書のことば>
その翌日、ヨハネは自分の方にイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の子羊。
ヨハネの福音書1章29節