2023年9月17日日曜日

「主に希望を置いたアンナ」

ルカの福音書 2章 36~38節
2023年9月17日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 救い主を待ち望んでいたアンナの歩みから、私たちに必要なことを学びましょう。
 第一に、環境に左右されず、主の宮で仕えました。僅か 7 年で夫に先立たれ、どれだけ苦しい歩みをしたことかと思います。しかし、彼女はそのような厳しい環境になっても、決して主の宮を離れず仕え続けました。私たちもその模範に倣うことです。
 第二に、主に頼り祈っていました。主の宮で仕え続けることができたのは、彼女が主に頼り祈っていたからです。祈りをとおして、主は働かれます。また祈りは教会におけるとても大切な奉仕です。
 第三に、主を待ち望んでいました。強靭な精神力によって、ただ我慢して待っていたのではありません。確かな主の約束に基づいて、約束を信じて、主を待ち望んだのです。私たちも主の約束を信じ頼って、主を待ち望むことが大切です。
 環境により振り回されてしまいやすい者です。そういう時こそ、主の約束を信じ、主に希望を置いて、主を待ち望みましょう。

<聖書のことば>
やもめとなり、八十四歳になっていた。彼女は宮を離れず、断食と祈りをもって、夜も昼も神に仕えていた。
ルカの福音書 2章 37節