2024年3月17日日曜日

「主を否んだペテロ」

マルコの福音書 14章 53~72節
2024年 3月 17日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 イエス様が捕らえられた際に弟子たちは逃げましたが、その後でペテロは気になりついて行きました。そこで彼は主を三度も否んでしまいました。この箇所から教訓を得たいと思います。
 第一に、主の近くでまことの光に照らされて歩むことです。以前の彼は主に従い、いつも主の近くを歩んでいました。しかしこの時は物理的にも霊的にも主から離れて歩んでいました。私たちもいつも主の近くを歩むことです。また、主の教会と近く歩むことが大切です。
 第二に、大きな隔たりは小さな隔たりから始まると覚えることです。ペテロもまさか自分が主を否定するとは思っていなかったでしょう。しかし彼は段々と強く主を否定していきました。私たちも気をつける必要があります。
 第三に、主の変わらない偉大な愛を覚えることです。鶏が二度目に鳴くのを聞いて彼は泣き崩れました。自分の情けなさを感じたこともあったでしょうが、それだけでなく主がすべてを知った上で、それでも愛してくださっていたことがわかったからではないでしょうか。
 本日の教訓を覚え、いつも主の愛を覚え、主の近くを歩みましょう。

<聖書のことば>
するとすぐに、鶏がもう一度鳴いた。ペテロは、「鶏が二度鳴く前に、あなたは三度わたしを知らないと言います」と、イエスが自分に話されたことを思い出した。そして彼は泣き崩れた。
マルコの福音書 14章 72節