2022年5月8日日曜日

「ハンナの信仰による歩み」

サムエル記第一 1章 1~20節
2022年5月8日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 本日は母の日です。サムエルの母ハンナがどのように歩んだのかを学びましょう。
 第一に、苦しみの中で、神に心を注ぎ出して祈りました。彼女は夫やペニンナに対してではなく、ただ神に訴えました。神こそがこの問題を解決してくださるという信仰があったのでしょう。私たちも同じ信仰で、主に心を注ぎ出して祈ることが必要です。
 第二に、祈りの中で、神によって変えられました。状況は何一つ変わっていなかったのですが、彼女の心はそれまでと異なっていました。主は祈りの中で、私たちの内側を変えてくださるのです。
 第三に、先が見えない中で、神に信頼し委ねました。家庭へと戻って行きました。サムエルが与えられた時も、主に委ねて献げました。本当の信仰は、主に委ねる心を起こさせます。
 そのようなハンナの信仰がサムエルに継がれていきました。私たちは自分の子供や孫に、また教会の子供たちに、良い信仰の模範を示しましょう。そして信仰を継承していきましょう。
<聖書のことば>
ハンナは答えた。「いいえ、祭司様。私は心に悩みのある女です。ぶどう酒も、お酒も飲んではおりません。私は主の前に心を注ぎ出していたのです。
サムエル記第一 1章 15節