2021年8月8日日曜日

「心にとどめる」

創世記 37章 1~11節
2021年8月8日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 ヤコブの家庭、特にヨセフの歩みにスポットが当てられます。2つの点で学びましょう。
 第一に、神は絶望的な状況から変えて、祝福を与えて下さることです。ヤコブは年を取ってから与えられたヨセフを誰よりも愛していました。特別扱いしていたのです。しかもヨセフは、家族が彼を拝むという内容の夢について家族に話しました。それゆえに、兄弟たちはヨセフを憎んでいたのです。家庭が崩壊した状態でした。しかし主はそんな家庭の状況から変えられて、後に祝福を与えられました。神は私たちにも同様にしてくださいます。
 第二に、神が与えられた約束を心にとどめて歩むことです。ヤコブだけはヨセフの夢の話を心にとどめていました。そしてそれは後に現実となりました。私たちも神から示されたみことばを心に覚えとどめて歩むことです。主のみことばは成就することなく終わることはありません。十字架の主は必ず私たちを最善に導いてくださいます。
 現在置かれている状況だけを見て落胆しないようにしましょう。神はどの状況からでも幸いへと変えてくださるお方です。

<聖書のことば>
兄たちは彼をねたんだが、父はこのことを心にとどめていた。
創世記 37章 11節