2021年7月18日日曜日

「ベニヤミン」

創世記 35章 16~20節
2021年7月18日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 ベテルに戻り、変わらない主の約束を与えられました。その後、ラケルがベニヤミンを出産して死んでしまいます。ここから学びましょう。
 第一に、何かを得ることでではなく、神によって満たされることです。ラケルは子供を得ることに必死でした。子供を得ることで満たされようとしていたのです。私たちも同様に考えるところがあるのではないでしょうか。
 第二に、全面的に主に頼ることです。ラケルは父のテラフィムなど、神以外のものに頼る傾向がありました。私たちも同様になる可能性があります。全面的に主に頼りましょう。
 第三に、信仰によって希望を見出し告白することです。ラケルは苦しみの中で産んだ子をベン・オニ(私の苦しみの子)と名付けましたが、ヤコブはベニヤミン(右手の子)と名付けました。主にある希望をもって名付けたのです。
 私たちの前にも苦しみはやって来ます。だからこそ、全面的に主に頼り、そして主にある希望を持って歩む者でありましょう。

<聖書のことば>
彼女が死に臨み、たましいが離れ去ろうとしたとき、その子の名をベン・オニと呼んだ。しかし、その子の父はベニヤミンと名づけた。
創世記 35章 18節