2021年5月23日日曜日

「祈りの格闘」

創世記 32章 21~32節
2021年5月23日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 ヤコブは兄エサウの復讐を恐れて色々と対策を取りますが、神は彼を格闘へと導かれました。それはどのような格闘だったのか学びます。
 第一に、神と一対一でしっかりと向き合うための格闘でした。まだ神よりも自分の知恵に頼っていたので、しっかりと主と向き合うように導かれました。私たちも個人的にしっかりと主と向き合うことが大切です。
 第二に、神に砕かれるための格闘でした。彼は神によりももの関節を打たれ自由が利かなくなりました。それは霊的な部分でも同じだったでしょう。私たちも主によって砕かれる経験が必要です。
 第三に、神の祝福をいただくための格闘でした。彼は神によって名前をイスラエルに変えられただけでなく、彼の内面も変えられました。この後彼は先頭に立ってエサウに近づいていきました。
 神はヤコブを格闘へと導き、その中で本当の意味での祝福を与えられました。時に主は私たちをも個人的な祈りの格闘へと導かれます。そこから逃げないで、しっかりと主と向き合い、神の祝福をいただきましょう。

<聖書のことば>
すると、その人は言った。「わたしを去らせよ。夜が明けるから。」ヤコブは言った。「私はあなたを去らせません。私を祝福してくださらなければ。」
創世記 32章 26節