2021年5月16日日曜日

「ヤコブの対策」

創世記 32章 1~20節
2021年5月16日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 いよいよ故郷に戻ることになったヤコブは神の使いたちを見ます。しかし、エサウが 400 人も引き連れてやって来ることを知り非常に恐れました。
 第一に、神は私たちが罪と向き合う様に導かれます。ヤコブはかつて彼が犯した罪の問題と直面しました。神は彼が自分の罪と向き合い解決するようにされたのです。主は私たちをも、自分の罪と向き合うように導かれます。
 第二に、人の知恵では解決できず、かえって恐れを増加させることです。彼は神に祈りますが自分の知恵にも頼り、どっちつかずの状態でした。私たちもそのような歩み方をしていると、恐れの中を歩むようになります。
 第三に、神の約束に信頼して、心を注ぎ出して祈ることです。苦難の中で神がいかなるお方なのかを告白し、約束に信頼し、恵みとまことに感謝し、心を注ぎ出して祈ることが大切です。
 次回学ぶところでは、神の介入があり、新たな展開を見ることになります。神に祈った後に、そのように導かれていきました。私たちもヤコブのように神の前に心を注ぎ出して祈るようにしましょう。

<聖書のことば>
どうか私の兄、エサウの手から私を救い出してください。彼が来て、私をはじめ母や子どもたちまでも打ちはしないかと、私は彼を恐れているのです。
創世記 32章 11節