2021年5月9日日曜日

「マリアの信仰」

ルカの福音書 1章 26~38節
2021年5月9日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 母の日において、イエス様の母マリアの信仰から学びましょう。
 第一に、神のみことばは実現すると信じました。まだ夫と一緒になっていない段階で、いと高き方の子を妊娠したと告げられました。到底信じることのできない内容でしたが、彼女はそのとおりに実現すると信じました。私たちも神のみことばがそのとおりに実現すると信じることが大切です。
 第二に、神の前に罪を認め、与えられた恵みに感謝しました。彼女は自分が卑しく罪深い者であることを自覚していました。だからこそ、神から与えられた恵みを主に感謝したのです。私たちも罪の自覚をしっかりと持ち、神からいただいた恵みに感謝するべきです。
 第三に、神に委ねる信仰を持っていました。場合によっては死刑に処せられる場面でしたが、それでも彼女はこの先のことを主に委ねました。私たちもたとえ先のことがわからなくても、主に委ねていく信仰が必要です。
マリアは我が子に罪が無かったのに、十字架につけられ殺されるという本当に辛い思いをしました。しかし、それでも忠実に歩み続けたのです。そのようなマリアの模範に倣って歩みましょう。

<聖書のことば>
マリアは言った。「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」すると、御使いは彼女から去って行った。
ルカの福音書 1章 38節