2021年1月17日日曜日

「本当に人を満たすもの」

創世記 30章1~13節
2021年1月17日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 ラケルは多くの子供が与えられた姉のレアに対して嫉妬し、なんとしてでも子供を得ようとしました。ここから3つのことを学びましょう。
 第一に、神のみこころこそが、人を幸福にします。ラケルは子供を得られないなら死ぬと言いました。それが幸福をもたらすと考えたのです。しかし後に子供を得た結果、残念な結果となってしまいました。人の思いではなく、神のみこころこそが人を幸福にすることを覚えましょう。
 第二に、嫉妬から解放される時に、人は正しく歩むことができます。ラケルは嫉妬し、泥沼の争いに発展していきました。嫉妬は近い関係で生じ、人の判断を誤らせ間違った方向へ歩ませます。気をつけなければなりません。
 第三に、神を見上げて歩む時に、人は満たされて歩むことができます。ラケルもヤコブもレアも、今日の箇所で神様を見上げて歩んでいるようには見えません。そのような歩みには、本当の喜びや満たしは無いのです。
 私たちも人間関係の問題に直面することがあります。状況を見て心を囚われてしまいがちです。しかし、その時こそ主に目を向けて歩みましょう。

<聖書のことば>
ラケルは自分がヤコブに子を産んでいないのを見た。ラケルは姉に嫉妬し、ヤコブに言った。「私に子どもを下さい。でなければ、私は死にます。」
創世記 30章1節