2019年3月10日日曜日

「アブラムの出発」

創世記11章10~32節
2019年3月10日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 ノアの息子、セムの系図が記されています。セムを通してアブラム、後のアブラハムが生まれて来ました。ここから3つのことを学びましょう。
 第一に神の呼び掛けに応じて出発することです。彼が出発するために様々な決別が必要でした。しかし彼は神の約束に目を留めて、みことばに従い出発したのです。私たちもこの世のものに目を留めるのではなく、約束に目を留めて主に従う者でありましょう。
 第二に、神の前に中途半端な歩みは実を結ばないと覚えることです。父テラはウルを出たものの、ハランの町に留まってしまいました。中途半端な歩みでは実を結ぶことはないのです。
 第三に、神の時を待ち望む忍耐が大切であることです。アブラムは父テラやおいのロトたちにハランの町にいましたが、神の時にその町を出発しました。
 私たちも主の御声を聞いて、霊的に出発する者でありましょう。

<聖書のことば>
テラは、その息子アブラムと、ハランの子で自分の孫のロトと、息子のアブラムの妻である嫁のサライとを伴い、彼らはカナンの地に行くために、カルデヤ人のウルからいっしょに出かけた。しかし、彼らはハランまで来て、そこに住みついた。
創世記11章31節