2018年5月6日日曜日

「キリストの恵みがともにあるように」

ピリピ人への手紙4章23節(最終回)
2018年5月6日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 パウロは手紙の最後に、キリストの恵みがあなたがたの霊とともにあるようにと祈りました。ここから、二つのことを学びましょう。
 第一に、キリストの恵みをいつも覚えて歩みましょう。この祈りはピリピ教会の上に主の恵みがあるようにと祈っていると同時に、彼らがいつも神の恵みを覚えて歩めるようにという祈りでもありました。そうした時にこそ、互いに一致し、喜びと平安をいただくことができます。
 第二に、遣わされた場所で、私たちもこの祈りをしましょう。私たち自身が主の恵みを覚えて歩むことが大切ですが、それだけではなく、今遣わされている場所で、周りの方々が主の恵みを知り、救われるように祈る必要があるのです。
 とかく目の前の状況だけに目を留めてしまいがちな私たちです。その結果、呟きや不満の言葉を発してしまいがちではないでしょうか。あらためて、キリストの恵みに目を留めましょう。そしてパウロのように困難の中でも喜びに満たされ、それを分け与える歩みをしましょう。

<聖書のことば>
どうか、主イエス・キリストの恵みが、あなたがたの霊とともにありますように。
ピリピ人への手紙4章23節