2017年8月13日日曜日

「損得勘定」

ピリピ人への手紙3章4~9節
2017年8月13日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 パウロは当時のエリートであり、人間的に誇ることのできるものを多く持っていました。しかし彼の価値観は全く変えられたのです。以前は誇りとしていたものを損と思うようになりました。なぜでしょうか。
 第一に、素晴らしいキリストを知ることができるからです。キリストは一度表面的に知って終わりというお方ではありません。知れば知る程にその素晴らしがわかるようになります。
 第二に、個人的な主との関係に入れられているからです。主は全ての人の主ですが、同時に私の個人的な主です。主は個人的に私を愛し導こうとしておられます。
 第三に、主の前に義とされているからです。人間にとって最も大事なのは富でもこの世での成功でもありません。神の前に義とされることです。キリストを信じた者は義とされているのです。
 これらの素晴らしさがわかると、以前人間的に誇りとしていたものに価値を見いだせなくなります。クリスチャンは何を求めることが得で損であるのかをしっかり見極めるようにしましょう。

<聖書のことば>
しかし、私にとって得であったこのようなものをみな、私はキリストのゆえに、損と思うようになりました。
ピリピ人への手紙3章7節