2016年7月31日日曜日

「恵みの御座に近づこう」

マルコの福音書15章38節
2016年7月31日 第5聖日
牧師 長江 忠司

 イエス様が十字架で息をひきとられた時に幾つかの不思議な現象が起こりましたが、その一つが神殿の幕が裂けたことでした。これは神殿の聖所と至聖所を分ける幕であり、神と人との隔たりが除かれたことを表わしています。ヘブル書を見つつ、2つのことを学びましょう。
 第一に、大胆に恵みの御座に近づくべきことです。かつては罪ある人間が神に近づくことができませんでしたが、キリストの死によって、神と人とを妨げるものは無くなりました。私達は大胆に神の御前に進み出ることができます。しかも大祭司である主は、私達の苦しみや悲しみを理解し同情することがおできになります。
 第二に、全き信仰と真心をもって神に近づくべきことです。二心であってはいけません。信仰が無ければ神に喜ばれることはできないのです。信仰をもって近づく者を主は喜び、豊かに応えて下さるのです。
 この素晴らしい恵みを無駄にしてはいけません。大胆に且つ信仰をもって、恵みの御座に近づくものでありましょう。

<聖書のことば>
神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。
マルコの福音書15章38節