マルコの福音書15章6~15節
2016年6月12日 第2聖日
牧師 長江 忠司
2016年6月12日 第2聖日
牧師 長江 忠司
ピラトは無罪であったイエス様を釈放する為に二つの方法を試みました。一つは過越しの祭りにおける恩赦を利用することであり、二つ目はイエスを鞭打ちにすることでした。いずれも失敗し、結果的に死刑が確定しました。登場する人物の歩みについて見ましょう。
第一に、人を恐れたピラトです。彼はユダヤ人が騒ぎ自分の立場が危うくなることを避けようとしました。彼は神よりも人を恐れたのです。
第二に、流された民衆です。彼らはイエスかバラバかを問われた時に、指導者たちに言いくるめられ、バラバを釈放しイエスを十字架につけるように叫びました。かつては主を歓迎した彼らが流されてしまったのです。
第三に、罪を免れた極悪人バラバです。彼はひどい罪人で裁かれて当然の者でありましたが、イエス様が身代わりになることとなり釈放されました。このバラバとは私たちを指していると言うことができます。
罪の無い主が私たちの為に身代わりとなって下さいました。どんな時でも、このお方を見ていなければなりません。私たちを愛し身代わりとなられた主から目を離さないようにしましょう。
<聖書のことば>
それで、ピラトは群衆のきげんをとろうと思い、バラバを釈放した。そして、イエスをむち打って後、十字架につけるようにと引き渡した。
それで、ピラトは群衆のきげんをとろうと思い、バラバを釈放した。そして、イエスをむち打って後、十字架につけるようにと引き渡した。
マルコの福音書15章15節