2015年5月17日日曜日

「苦難を前にして」

マルコの福音書10章32~34節
2015年5月17日 第3聖日
牧師 長江忠司

 イエス様はエルサレムに向かって進まれました。この箇所を通して主の模範を学びましょう。
 第一に、主はご自身の使命を明確に自覚しておられました。エルサレムに行く事は殺されに行くようなものでした。にもかかわらず、主はまっすぐに進んで行かれたのです。人類の救いを成就するという使命を明確に自覚しておられました。私達も自分の使命を明確に自覚しつつ歩む必要があります。
 第二に、主は先頭に立って歩まれました。主は私達の人生においても、常に先頭に立って歩んで下さっています。
 第三に、主は希望に目をとめておられました。やがて恐ろしい十字架の苦しみを経験しなければなりませんでしたが、その先にある希望に目をとめておられたのです。私達も今の暗闇部分だけに目をとめていてはいけません。主にある希望に目をとめるべきなのです。
 私達の人生にも苦難がやって来ます。苦難を前にして何を見るか。それが大切です。主にある希望と主ご自身を見て歩みましょう。

<聖書のことば>
さて、一行は、エルサレムに上る途中にあった。イエスは先頭に立って歩いて行かれた。弟子たちは驚き、また、あとについて行く者たちは恐れを覚えた。
マルコの福音書10章32節