2023年5月14日日曜日

「ヨケベデの信仰」

出エジプト記 2章 1~10節、ヘブル人への手紙 11章 23~26節
2023年5月14日 第2聖日
牧師 長江 忠司

 ヘブル人の男の赤ちゃんを殺せという王の命令が出ていましたが、モーセの両親は王を恐れずモーセを生かしておきました。主は守られ、母ヨケベデが乳母となり育てました。彼女はモーセに何を教えたのでしょうか。
 第一に、神を恐れなさいということです。王よりも神を恐れていました。モーセにも神を恐れて歩むように教えたでしょう。だからこそ、彼は後にエジプトの王よりも神を恐れて、神に従って歩みました。
 第二に、神に信頼しなさいということです。両親は信仰により子供を隠したと書かれています。先が見えない中で神に信頼し行動しました。
 第三に、神に価値を置いて歩みなさいということです。モーセは神の民と共に苦しむことを選び取りました。そのように親から教えられたのでしょう。この世のものは変わりやすくいつか無くなるものばかりです。しかし神が用意されるものは永遠であり、それこそが価値あるものなのです。
 私たちは何を恐れ、何に信頼し、何に価値を置いて歩んでいるでしょうか。その歩みが子供や若い方々に影響を与えます。生きた信仰を次の世代に残す者となりましょう。

<聖書のことば>
信仰によって、モーセは生まれてから三か月の間、両親によって隠されていました。彼らがその子のかわいいのを見、また、王の命令を恐れなかったからです。
ヘブル人への手紙 11章 23節