2021年10月24日日曜日

「全能の神があわれんで」

創世記 43章 1~14節
2021年10月24日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 いよいよ食料が尽きて来た時、ヤコブは息子たちを再びエジプトへ送ることにしました。この個所から教えをいただきましょう。
 第一に、戦いを避けてはいけないことです。それまでヤコブはベニヤミンをエジプトに送るのを拒んでいました。しかしここで彼は神に頼り、問題と戦い前進し始めます。私たちも霊的前進を阻むものと戦う必要があります。
 第二に、全能の神に頼ることです。ヤコブは全能の神の名前をあげて、あわれみを願いました。神はどんな事でもできる、すべてを満たすことのできるお方です。このお方を信じ頼ることです。
 第三に、全能の神に委ねることです。彼は愛する大切な息子ベニヤミンを神の御手に委ねてエジプトへ送ることにしました。信じて神に委ねたのです。本当に神を信頼する時に、神に委ねる心が生じます。
 ヨセフをなくしたと思っていたヤコブにとって、これは非常に大きな決心だったと思います。しかしその決心から、さらに祝福をいただくことができたのです。私たちも主に信頼し、委ね、前進する者でありましょう。

<聖書のことば>
全能の神が、その方の前でおまえたちをあわれんでくださるように。そして、もう一人の兄弟とベニヤミンをおまえたちに渡してくださるように。私も、息子を失うときには失うのだ。
創世記 43章 14節