2021年10月17日日曜日

「苦しみの中で」

創世記 42章 9~38節
2021年10月17日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 ヨセフは兄たちが食料を求めて彼の所にやって来たことに気づきましたが、敢えて彼らを間者扱いし、胸の内を確認しようとしまました。
 第一に、自分の罪に気づき、素直に認め、悔い改めることです。兄弟たちは彼らがかつてヨセフになした罪のゆえに、今自分たちがこの様な目にあっていると考えました。その如く、自分の罪に気づき、素直に認め悔い改めることが非常に大切です。
 第二に、神が人生に介入されているのを意識することです。兄弟たちは次々苦難がある中で、神の介入を覚えました。私たちの人生にも神は介入されます。それを意識することが大切です。
 第三に、困難な状況の時こそ、神の約束に信頼することです。ヤコブはヨセフを失ったと思っていたので、神の約束に信頼できずにいました。しかしそのような時こそ、信頼すべき時でした。私たちも困難な時こそ、神の約束に信頼すべき時であると覚えましょう。
 すべての人に苦しみはやって来ます。その中でこそ、信仰に立って歩みましょう。

<聖書のことば>
彼らは互いに言った。「まったく、われわれは弟のことで罰を受けているのだ。あれが、あわれみを求めたとき、その心の苦しみを見ながら、聞き入れなかった。それで、われわれはこんな苦しみにあっているのだ。」
創世記 42章 21節