2021年10月3日日曜日

「忘れさせてくださった

創世記 41章 33~52節
2021年10月3日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 ヨセフはファラオの夢を解き明かし、さらに具体的な対策を語ります。
 第一に、神の知恵がありました。ヨセフの言葉を聞いてファラオは、神の知恵を認めました。ヨセフの頭が良かったからではなく、神が彼に知恵を与えておられたのです。神は求める者に神の知恵を与えてくださいます。
 第二に、神の時がありました。彼がエジプトに来てから 13 年もの時が経ち、ついにエジプトナンバー2 の座につきました。神の時があること、それこそが最善であることを覚えましょう。
 第三に、神の不思議がありました。彼は子供たちに思いを込めて名前をつけました。「すべてのことを忘れさせてくださった」「実り多い者としてくださった」神はそのような不思議なことをなされたのです。
 私たちにも辛い出来事が起きて来ます。しかし神は全能のお方であり、最善の時を定めておられます。その神に信頼することです。神の不思議を信じて、信頼して歩みましょう。

<聖書のことば>
ヨセフは長子をマナセと名づけた。「神が、私のすべての労苦と、私の父の家のすべてのことを忘れさせてくださった」からである。
創世記 41章 51節