2018年3月26日月曜日

「ゲッセマネ」

マタイの福音書26章36~46節
2018年3月25日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 イエス様は捕えられる前に、ゲッセマネで父なる神に祈られました。この箇所から3つのことを学びましょう。
 第一に、主は試みにあい苦しまれたことです。知恵と力に満ちたあのイエス様がここで苦しみもだえられました。そしてこの後で十字架にかかり死なれたのです。主はそのように苦しみを経験されたので、私たちの苦しみをも理解することができます。また私たちも主の為に苦しむべきです。
 第二に、主は父なる神に心を注ぎ祈られたことです。取り繕うことなく、そのまま願いを申し出られました。
 第三に、主は父なる神のみこころを求め従われたことです。自分の願いよりも父なる神のみこころを行うことを願われたのです。
 私たちの祈りは誰の願いを求めるでしょうか。主はこのゲッセマネの祈りで勝利され、この後まっすぐに十字架に向けて進んで行かれました。私たちの歩みにもゲッセマネの祈りが必要なのです。

<聖書のことば>
 それから、イエスは少し進んで行って、ひれ伏して祈って言われた。「わが父よ。できますならば、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしの願うようにではなく、あなたのみこころのように、なさってください。」
マタイの福音書26章39節