2016年5月22日日曜日

「ピラトの裁判 前半」

マルコの福音書15章15章1~5節
マタイの福音書27章3~10節
2016年5月22日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 ローマの政治裁判に移されました。ローマの総督ピラトが裁判を行いました。裁判の説明を聞き理解した上で、二つのことを学びましょう。
 第一に、沈黙を通して、愛を注がれた主についてです。彼らは、ありもしない、イエス様に不利な証言をし続けましたが、イエス様は何もお答えにならず沈黙を保たれました。言い返せなかったのではなく、イエス様は私達を贖う為に沈黙し、真っ直ぐに十字架に向かわれていたからでした。このお方の愛がいつも注がれていることを覚えるべきです。
 第二に、真理を軽んじたピラトについてです。イエス様に対して「真理とは何か」と問うておきながら、答えをいただかずして去りました。彼は真理のお方を目前にしていながら真理を軽んじたのです。全ての人はこの真理なるお方を心に迎え入れるべきなのです。
 私達はこの素晴らしい真理のお方を心に迎え入れることができました。その恵みを心から感謝するようにしましょう。それだけでなく、この真理のお方を人々にお伝えするようにしましょう。

<聖書のことば>
ピラトはイエスに尋ねた。「あなたは、ユダヤ人の王ですか。」イエスは答えて言われた。「そのとおりです。」
マルコの福音書15章2節