2015年10月4日日曜日

「神殿崩壊と終末の預言」

マルコの福音書13章1~8節
2015年10月4日 第1聖日
牧師 長江忠司

 イエス様は神殿崩壊と終末の預言を語られました。
 まず、神殿崩壊の預言です。ヘロデ王により神殿が工事されており、50年近くが経過していました。壮大で立派な建物でしたので、弟子たちが驚嘆したのも無理はありませんでした。しかし主はその神殿が崩壊すると預言されたのです。実際に紀元70年にローマにより神殿は崩壊しました。
 次に、終末の預言についてです。聖書にはこれから先に起こるプログラムについて書かれています。まず教会の携挙があり、次に患難時代、そしてキリストの再臨と千年王国です。携挙に関してはその前触れとして起こるものは記されていませんので、いつ起きてもおかしくありません。ここでは患難時代の前兆について書かれています。それは世界戦争と地震と飢饉です。これらが産みの苦しみの初めとなります。
 私たちはこれらを踏まえて何をおぼえるべきでしょうか。第一に見えるものに信頼すべきではないことです。第二に、終わりの時に備えることです。終わりの時が近づいている今、賢明な歩みをするように致しましょう。

<聖書のことば>
すると、イエスは彼に言われた。「この大きな建物を見ているのですか。石がくずされずに、積まれたまま残ることは決してありません。」
マルコの福音書13章2節