2021年3月21日日曜日

「強い敵を前にして」

民数記 13 章 17~33 節
2021年3月21日 第3聖日
牧師 長江 忠司

 献堂記念礼拝に導かれた箇所から学びます。カナンの地に 12 人の偵察隊が遣わされました。非常に背の高い強い敵がいるという 10 人の報告を聞いた時に混乱が起きました。ここから3つのことを学びましょう。
 第一に、現実の問題だけを見ていると、霊的に後退し遠回りするようになります。彼らは現実の問題に心を支配され、神を忘れてエジプトへ帰ろうと言い出しました。結果的に 40 年も荒野を彷徨うことになったのです。
 第二に、試練の意味を覚えていないと、正しい選択ができなくなります。なぜ神はここで偵察隊を遣わすようにされたのか、その意味を覚える必要がありました。
 第三に、主の約束を信じるなら、主が前進させ勝利させてくださいます。ヨシュアとカレブだけは主の約束をしっかりと覚え、信頼していました。必ず打ち勝てると信じたのです。同じ敵を見ていましたが、見えていたものは全く違っていたのです。
 新会堂を建てるのに問題が山積しています。でも、問題だけを見るのではなく、主の約束を見ましょう。そして勝利させていただきましょう。

<聖書のことば>
そのとき、カレブがモーセの前で、民を静めて言った。「私たちはぜひとも上って行って、そこを占領しましょう。必ず打ち勝つことができます。」
民数記 13 章 30 節