2016年5月1日日曜日

「ペテロの失敗」

マルコの福音書14章66~72節
2016年5月1日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 イエス様がカヤパの官邸で裁判にかけられている時、ペテロはその庭で火にあたっておりました。そして女中から声をかけられると、三度も主を知らないという失敗を犯しました。彼は以前であればいつも主の近くを歩んでいましたが、今は主と距離をあけるようになっていました。私達も主との距離について考えさせられます。その上でペテロが知ったことについて学びましょう。
 第一に、彼は自分の弱さを知りました。それまでは自分の信仰について自信を持っていました。しかし、本当は全く強くないことを知ったのです。
 第二に、彼は恵みに溢れた主の愛を知りました。彼が主を完全に否定することも全てご存知の上で、彼の為にとりなし、また再び用いるご計画をお持ちでした。彼は後悔だけではなく主の愛に感動した涙を流したのでしょう。
 誰でも失敗しますが、主はそれでも尚、私達を愛して下さり用いて下さいます。だから、主から示されたら悔い改めるものでありましょう。

<聖書のことば>
しかし、彼はのろいをかけて誓い始め、「私は、あなたがたの話しているその人を知りません」と言った。
マルコの福音書14章71節